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eight/Time~キミトノキセキ~:new ページ27

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引っ越してきて1ヶ月。







あれから彼の職場にこっそりと何度も通って、その姿に刺激を受けた。






そしてまた、そろそろケジメつけなきゃな、って思うようになっていた。






でも心と体ってどうも繋がってないみたいでなかなか踏み出せないものなんだよね。







そんなとき、彼からお誘いがあった。







買い物から帰ったら例の扉の隙間に差し込まれた手紙。








''明日、預かっていた懐中時計をお渡ししたいので小春公園の時計台に来てください''







彼らしいちょっと固い文章と、時計を渡すのに時計台に集合というダジャレみたいな所に思わず笑いが込み上げた。







来たときのようにそっと扉に耳を当てれば、聞こえてくる針の音。







ずっと聞いてたいな。







でもそれはいけない。







新たな一歩を踏み出すためにはここに留まってたらダメなんだ。






もっと思うまま、変わり続ける自分でありたい。






だから新たな場所で新たなことを。







俺の進むべき道は彼と話したあの日からもう決まっていたようなものだった。







「もう....行かなくちゃ」







1ヶ月、いろんなことがあった。







扉の向こうの彼のお陰で、今までで次一番楽しい時間を過ごせた気がする。







彼と出会って気づいたんだ。







俯いても不満を並べても、あの日の時間は取り戻せない。






じーちゃんは2度と戻ってこない。







それなら今俺に出来ることを精一杯。







もう迷ってちゃダメなんだ。






幻の時計を追い続ける彼。







でもそれは永遠の時間を探しているのかもしれない。








彼なら時計を見つけられる気もするし、例えなかったとしてもおじいちゃんからもらった''永遠の時間''を大切にしていくんだろう。









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恋文(プロフ) - こんにちはー。一言言ってよー笑 お姉さん寂しいから 笑 続きがとっても楽しみです!更新、頑張ってください! (2014年1月29日 10時) (レス) id: 1e4c88a64e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕霞樹雨×朝霞時雨 | 作成日時:2014年1月28日 16時

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