好きになった理由. ページ17
『そう言えば』
フロイド「んー、どうしたのぉ？」
僕の自室にて、フロイドさんの足の間に挟まりながらゲームをしていると、ふと思い出す。
フロイドさんは後ろから僕を抱き締めながら、ゲームを覗き込んでいて。
まあ見られてても下手にはならないタイプだから良いんだけどね。
そんなことを思いながら、言葉を続ける。
『フロイドさんっていつから僕のこと好きなんですか？』
フロイド「あ〜…一年の時」
『…え』
フロイド「クマノミちゃんがジェイドのストーカー始める直前くらい？」
…僕がジェイドさんのストーカーを始める前。
それって軽く言って一年以上前な気がするんだけど。
『え？接点ありました？』
フロイド「クマノミちゃんがアズールのクラスメイトでぇ、よく一緒にいるの見てた〜」
『それが理由…？』
フロイド「いや？ちゃんと理由はあるけど…」
其処まで言うと、軽々と僕を持ち上げたフロイドさんは、僕を自分の方へと向ける。
取り敢えずゲーム機を置いてフロイドさんに向き合えば、へにゃりとした笑みを向けながら聞いてくる。
フロイド「知りたい？」
『…知りたいですね』
フロイド「クマノミちゃんからちゅーしてくれたら教えてあげる♡」
『そんなことだろうとは思ってましたけど！！』
この人楽しそうな時ろくなこと考えないな。
そう思いながらも、期待した目のフロイドさんにはどうしても勝てなくて。
『…ん、これで良いですよね』
フロイド「ほっぺか〜口が良かったけどまあ良いやぁ」
満足したのかどうなのか、フロイドさんからも僕の頬にキスをしてくる。
…この人、付き合う前よりずっとスキンシップ激しくなったんだよなぁ。
フロイド「何処から知りたい？」
『何処？？』
フロイド「好きになった理由〜？」
『…ええ、まあ…』
何処ってことは理由以外に何かあるのか？
アズールさんとはよく一緒に居たけど…それだけじゃないか。
フロイド「んーとね、確かぁ…一年生の冬？かなぁ」
『あ、僕がジェイドさん好きになった頃』
フロイド「それ言われたら絞めたくなるからやめてくんね？」
『すみません僕が悪かったです』
まあ普通に嫌か、僕もきっと嫌だと思う。
フロイドさんに元カノが居るとか言われたらやってられない。
好きな人でもやってられないから。
…重いな、僕。
フロイド「えーとぉ」
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (2023年4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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