愛玩動物 Ⅱ【wrwrd】 (ページ36)

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五十一話ページ36

気にしない方がいいのかもしれない。
そう考えて紙に目を通す。

文字がずらーっと並べられている。
読めない文字ばっかりだ。

『嘘を吐いている様子は無いが、情報との矛盾が生じている。引き続き行動を観察する。』

殆ど読めないし意味も分からない。

その時点で興味が無くなって読むのをやめようと思ったけど何故か手が止まなくて文字を目でおってしまう。

結局全部読んでしまった。
早くグルッペンのところに行って聞かないと、

そう思って元の位置に紙束を戻して部屋を出る。
外交官様のお部屋だったっけ？

さっきの人と話してた所に戻って教えて貰った道を行く。
前お茶会をした所だ。

扉の前までくるとあのお茶の匂いと中から物音がしたから多分ここにいるんだろうと分かった。

扉を叩いて扉を少し開けて顔を少し覗かせて中を見る。

os「あ、Aくんめぅ。」

gr「？どうしたんだ？迷子にでもなったか？」

紙を二人で見ながらお話をしてたみたい。

要件を言うとオスマンが呆れたような顔でグルッペンを見た。

os「言ってなかったんかい。ちゃんと言わないとダメやろ～！？うっかりすんなめぅ」

gr「許してクレメンスぅ～…ｺﾞﾎﾝ任務の日にちは明日だ。急だがまぁAのバディには伝えてあるから良いだろう」

そう言ってグルッペンはクッキーを口に入れる。
俺だけ知らなかったのか…

まぁ確認は出来たからいいかと思って部屋から出る。

階段を降りてどこに行こう。
腰はまぁ痛くなくなったし訓練の所に行こうかな？

そう思って階段を降りていると後ろからゾムの声が聞こえた。

zm「お！いたいた！Aどこ行ったかとおもったわぁwいつ任務だって？」

『明日だって』

zm「やばぁw」

笑いながら階段を降りてくるゾム。
降りてくるというか手すりを滑ってきた。

zm「夜飯食い行こうぜ！」

『うん』

階段を下り終わったところで肩を組まれてそう言われる。
ゾムとご飯を食べるのは初めてだから楽しみだなぁ

凄いゾムもうきうきしてるのが分かる。

ar「ん？あ、ゾムさんにA。どこ行くんですか？」

zm「食堂行こうと思ってな！お前も来る？」

ゾムがそう言うとアレンが凄い青ざめたような顔をしだした。

ar「あ、すいませんゾムさん。えと…俺、もう飯食ったんで…遠慮しときます…」

そう言って少しずつ距離を取っていくアレン。
何でそんなにたじろぐんだ？

ゾムは凄いニコニコしてる。
ご飯食べるの好きなんだなぁ