愛玩動物 Ⅱ【wrwrd】 (ページ20)

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三十七話ページ20

落としそうになりながらも普通に話すからなんかすごいなぁ、と馬鹿みたいなことを考える。

二人が話し終わってトントンが席に座ると同時に食堂の扉が開く。

入ってきたのはらんらんだった。

ht「あ、シャオロンとAくん居るじゃん、珍しい」

そう言いながら俺の隣の椅子に座るらんらん。
手には花が三本合って元々机の上にあった花瓶に入れた。

青い花と白い花。

なんの花かは分からないけど蜜の匂いがする。
甘いいい匂い。

tn「てか今日の晩飯の当番シャオロンじゃなかったっけ」

そうトントンが言うとシャオロンは一瞬停止するとはっ！として立ち上がり、厨房という文字が書かれた所に入っていった。

幹部なのに自分でご飯作るんだ…
料理してくれる人居ないのかな？

ht「自分たちでご飯作った方が安全でしょ？」

『…心読めるの…？』

ht「ううん、声に出てたよ」

そう言われてハッとする。めちゃくちゃ恥ずかしいこと言ったよ俺…

恥ずかしいのを紛らわすために自分の尻尾を触る。
なんか落ち着くからいいんだよね

そう思いながらもふもふしてるとまた扉が開いた。

入ってきたのはグルッぺンと糸目の人。糸目の人は俺を見るとすぐ駆け寄ってきて方をガっと掴んで「何で飛び出してったんや！シャオロンはどこや！？」と言って来た。

だからシャオロンがさっき入って行ったところを指差すとズカズカと入って行ったと思うとすぐ中から叫び声が聞こえた。

何かとみんなで見に行くとシャオロンの持っているフライパンから黒い煙が上がってて煙が出ているもとは所々紫色でオレンジがちょっと混ざってたりするよく分からない物だった。

os「なんでこんなもの作れるんや！？作り方教えて欲しいわ！！！！俺が作るから退いとけ！！」

sha「分かった！もうおおちゃくはしんから！！サンドイッチでも作るから！！座っといて！！」

そう言ってみんな追い出される。

追い出されたあとは渋々と言った感じでみんな元々座っていた席に戻って各自喋ったりなにかしていたりする。

また食堂の扉が開く。

今度はさっきすれ違った天と書かれた紙を顔に着けている人とエーミールが一緒に入ってきた。

その後は紫色のヘルメットをつけた人とぐるぐるした眼鏡を掛けた凄い背の高い人とかが入って来てどんどん席が埋まって来ているが十分くらい経った今でも席が埋まらない

トントンは段々不機嫌そうになってきた。