テヘペロ ページ39
私は部屋で、シナ先生と話をしていた。
もう戌の上刻(20時頃)になるか。
そろそろ体育委員会が来る頃だろう。
そう考えていると、案の定、外から声が聞こえてきた。
「Aさーん、来ましたー。」
「あら、お客さん呼んでたのね。」
シナ先生がそう言って、障子を開けてくれる。
「あっ、シナ先生もいらっしゃったんですね。
失礼します。」
最初に金吾くんが入り、後に続いて4人も入ってきた。
私は座布団を敷いて、そこに座るよう促す。
5人はそれぞれ礼を言って、座布団の上に座った。
落ち着いた雰囲気になったところで、三之助くんが仕切りだす。
「さて、まだ種明かしをしてないので、そこからやりましょう。
シナ先生も聞きますか？」
シナ先生は「是非！」と嬉しそうな顔で返事をした。
大方、面白そうだからという理由でだろう。
「なあ、種明かしとかドッキリとか、一体なんなんだ？
Aがこいつらを人質にとったんじゃなかったのか？
何故仲良さげなんだ。」
未だ頭に疑問符を浮かべた平が、私たちに詰め寄ってきた。
私はそれを制し、話を聞けと伝える。
平がしぶしぶ引っ込むと、下級生3人は床に手をついた。
「まず、先輩達を騙したこと、深くお詫び申し上げます。
すいませんでした。」
「「すいませんでした！」」
その言葉で一斉に頭を下げる。
平は目を見開き、固まった。
ギギギ…と効果音がつきそうな動きでこちらを見てくる。
…テヘペロ？
私は舌をチロリと出した。
「ふ、ふざけんなああぁぁあ‼︎」
学園中に平の怒声が響き渡った。
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河鳴 - ルビーさん» はじめまして！いつも楽しんでるなんて素晴らしいお言葉、ありがとうございます！！もう少しで終わるはずなので、今後ともよろしくお願いします！ (2015年5月7日 5時) (
レス) id: 16ae572954 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - はじめまして！！ いつも楽しんで読ませていただいています！！(`・∀・´) 時間がなくてあまりコメントなどで応援？できませんが、これからも楽しみにして待っています！(´∀`*) (2015年5月6日 23時) (レス) id: 00f0791501 (このIDを非表示/違反報告)
河鳴 - 蜻蛉さん» 面白いなんて…ありがとうございます！読者様をもっと楽しませることができるよう精一杯頑張ります！ (2015年5月5日 15時) (レス) id: 16ae572954 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉 - とても面白いです！いつも続きが気になっています！これからも頑張ってください！！ (2015年5月4日 22時) (レス) id: fbf176a846 (このIDを非表示/違反報告)
河鳴 - タスクさん» 終始にこにこしてる留さんってぞわぞわしません？夢主ちゃんはちょっと性格悪めにしてますw口に出ない分、心の中では言いたい放題なのでww (2015年5月2日 23時) (レス) id: 16ae572954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河鳴 | 作成日時：2015年4月25日 14時
