冷たい錦戸先生。 (ページ37)

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俺は焦ってAの所に行き、Aをかかえた。

いわゆるお姫様抱っこってやつか。

すると周りの女子たちはキャーキャー叫んでる。

うるさい。クラスメイトの心配くらいせえや。

そんな苛立ちもAのことが心配ですぐに消えたけど。

抱えたAから熱を感じる。

「お前、、熱あるやんけ。」

保健室に運んでベッドに寝かす。

保健室の先生おらんし。

すると勢いよく保健室の扉が開いた。

マル「りょうちゃん！！！！！」

「倒れて今は寝てるわ。多分これ熱あるかも。マル、保健室の先生知らん？」

マル「多分出張行ってはる。5時間目くらいには帰ってきはると思うけど。」

「マジか。」

マル「無理すんなってゆうたのに。」

「体調悪いの知ってたんやったら早退させろや。」

俺は倒れる前に助けられへんくて、自分自身にイライラしててそれをマルにぶつけてもうた。

マル「早退しよか。ってさっき言ったら補習があるから。って。」

ほんまコイツ、、。

補習くらいいつでもしたるやん。

ほんま正真正銘のアホやな。