総決算.5 ページ10
驚いたように目を見開いて見つめてくるタケミチにピースサインをして笑ってみせる
『特服似合ってるよ』
そう言うと少し照れたように顔を緩ませた後、キリッとする
可愛いなぁもう〜
そのまま進むと階段下までマイキーが迎えに来る
『いいの?総長様』
マ「A以上に大事なもんねぇからな」
マイキーに支えられながら最上段に登る
その手を離してマイキーの1歩後ろに立つ
ニヤついた顔で半間は私の耳に口を寄せた
修「あーあ。稀咲怒ってんぞ」
『言ったでしょ。私は私の目的のために動くって』
目を見合わせて互いに挑発するように笑う
修「上等」
芭流覇羅のメンバーの大きな声を無視してまで自分の手柄にするほど稀咲も半間も馬鹿じゃない
そんなことをすれば反感を買うことをわかってるからだ
予想してた結果とは違うが、ここは余裕を見せておかないと稀咲にナメられる
一度3人で隊員たちに顔を見せるように立つとマイキーと半間が向き合って握手を交わす
その手にそっと両手を乗せる
ここからは腹の探り合いだ
この2チームの統合の立役者になった私の事を邪魔には思っているが、最終的な目標の邪魔になるほどじゃないと思うはず
その前に排除すれば良いと
統合についても一切の反対をしなかった私の思惑を稀咲も半間も読めずにいる
だから迂闊に動けない
あわよくば利用してやろうとすら思ってるだろう
それなら私も稀咲を利用してやろう
私の目的は手の届く範囲で原作から大筋をずらさずに全員の命を助けること
そして稀咲の計画の過程はその目的に役立つ
形だけの和平の儀式のようなものを終えて、私と半間は後ろに下がる
マ「話がもう一つある」
マイキーの言葉に浮き足立つ隊員たちは更に興奮気味に期待を口にする
マ「"血のハロウィン"で得たモノもあれば失ったモノもある」
静かになる隊員たちにマイキーは続けた
マ「壱番隊隊長。場地圭介が昏睡状態だ。いつ目が覚めるかわからない」
最悪の未来は変えたように見えるが実際変わってない
結局いつ目が覚めるか分からない場地さんを東卍は失ったんだ
マ「オレらはこの事実を深く反省し重く受け止めなきゃいけない。あとはオマエから言ってくれ」
そう言って下がるマイキーの代わりに前に立ったのは千冬
千冬を見ていると、やっぱりあの日のあの場所でのことを後悔してしまう
私じゃなくて場地さんが生きて帰ってこれば良かったのに....
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らくす。 - 初めましてです!久しぶりにこんなに面白い作品に出逢えて、心が踊りまくっております!!!お身体に気をつけながら、頑張ってください!楽しみに待ってます〜🤭🤍 (2022年8月21日 19時) (レス) id: d0420b5049 (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - 響さん» 響さん!!初コメありがとうございますー!!大好き以上!?嬉しいです〜🥺頑張って完結まで走ります笑 (2022年8月20日 21時) (レス) id: ddef768a5b (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - きなこだいふくさん» ありがとうございますー!!今ちまちま書いてますのでもう暫くお待ちくださいませ☺☺ (2022年8月20日 21時) (レス) id: ddef768a5b (このIDを非表示/違反報告)
響 - 1日で読みました〜!好みすぎてやばいです!!大好き以上の言葉を投げたい(?)追いかけ続けるので頑張ってください! (2022年8月2日 13時) (レス) @page50 id: c19490a4d5 (このIDを非表示/違反報告)
Luna - 7も楽しみにしています。ゆっくりでいいので無理しない程度に頑張ってください (2022年7月30日 21時) (レス) @page50 id: bd02c67dc8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凹凸 | 作成日時:2021年12月30日 1時