怒ってる.4 ページ5
なんで私なんて庇うんだって
そのせいで植物状態になるかもしれないって
馬鹿じゃないのって
3人はそれ以上に私の行動に焦ったんだろう
蘭｢A｣
名前を呼ばれ、恐る恐る顔を上げると涙を舐めとるように頬に舌が触れる
『らんにぃ』
鼻声のまま様子を伺うように名前を呼ぶ
蘭｢頼むからもう心配させんな....東卍にいること反対したい訳じゃない。お前のやりたいことやらせてやりたいけど
Aが無茶するなら俺らは強制的にでも辞めさせるしか無くなるだろ？｣
真｢あいつらのこと大事にしてぇのはわかるけどAはまだガキだし女の子だ
その傷だって残っちまうんだろ。いつか嫁にいく時どうする｣
竜｢嫁になんて行かせねぇけどな？｣
張り詰めた空気を壊すように竜胆が笑って言う
蘭｢いや、Aはオレの嫁になるから｣
"なぁ〜？"と何故か私に同意を求めてくる蘭
その顔はもう怒ってる様子ではなく、いつもの優しい蘭だった
『ありがとう....ごめんなさい』
呟くように言って蘭の背中に腕を回して強く抱きつく
そんな私の頭をポンポンとゆっくり撫でる
蘭｢またこういうことあったら外出禁止にするからな｣
竜｢本当は今すぐしたいけどな｣
サラッと恐ろしいことを言う
『竜にぃも心配かけてごめんなさい』
蘭の腕から抜けて竜胆の袖をきゅっと掴むと引き寄せられる
竜｢目が覚めない間、生きた心地しなかったわ。お前が死んだら俺らも死ぬからな｣
脅しやんけ
そんなん絶対死ねないじゃん
竜｢本気だからな？｣
そう言って覗き込んでくる竜胆
目は真剣そのもので、思わず笑ってしまった
『じゃあ死ぬ時は一緒だね』
とんだ愛の告白だな
真｢俺がお前らの喪主やんの？1番おっさんなのに｣
何故かやる気満々の真一郎さんの言葉にさらに笑みが零れる
『そんなに早く死なないよ。真一郎さんより先に死んだりしないから』
私は笑ってそう言ったけど
真｢おう。そうしてくれ｣
有言実行したかった
守れない約束はするもんじゃない
そのことを後悔したのはこの大切な約束を忘れてしまった頃
なんて謝れば良いんだろう
どうして忘れてしまっていたのだろう
この時の私は本気でこの約束を守るつもりだったのに
結局、私は私のことしか考えることが出来なかったんだ
自分の手に余るものを欲したくせに
馬鹿で愚かで、どれだけ浅はかでずるい女なのか
分かっていたはずなのに
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らくす。 - 初めましてです！久しぶりにこんなに面白い作品に出逢えて、心が踊りまくっております！！！お身体に気をつけながら、頑張ってください！楽しみに待ってます〜🤭🤍 (2022年8月21日 19時) (
レス) id: d0420b5049 (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - 響さん» 響さん！！初コメありがとうございますー！！大好き以上！？嬉しいです〜🥺頑張って完結まで走ります笑 (2022年8月20日 21時) (レス) id: ddef768a5b (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - きなこだいふくさん» ありがとうございますー！！今ちまちま書いてますのでもう暫くお待ちくださいませ☺☺ (2022年8月20日 21時) (レス) id: ddef768a5b (このIDを非表示/違反報告)
響 - 1日で読みました〜！好みすぎてやばいです！！大好き以上の言葉を投げたい（？）追いかけ続けるので頑張ってください！ (2022年8月2日 13時) (レス) @page50 id: c19490a4d5 (このIDを非表示/違反報告)
Luna - 7も楽しみにしています。ゆっくりでいいので無理しない程度に頑張ってください (2022年7月30日 21時) (レス) @page50 id: bd02c67dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凹凸 | 作成日時：2021年12月30日 1時
