逆ハーは別に狙ってない！！！！【東リベ】

デート ページ4

8月3日


15:00


ヒナちゃんのお家にエマと集まっていた


『ね、ねぇ....ほんとにだいじょーぶ？』


何度もメイクと髪型、着付けを確認してもらってはクルクルと回って見せる


前世で趣味で着付けをかじってはいたものの、所詮は素人


着崩れだけは気をつけなくては....


エ｢だーいじょーぶ！！マイキーも喜ぶよ｣


浴衣はヒナちゃんが昔使ってたらしい可愛らしい花が散りばめられた薄い水色の浴衣を借りた


帯は淡い黄色に裏地が薄いピンクのものをマリーゴールド結びにする


ヒ｢本当に可愛いよAちゃん｣


『ありがとう！ヒナちゃんとエマも綺麗だよ』


3人とも準備が終わり、ヒナちゃんのお母さんが車を出してくれる


『あ、すみません！忘れ物しちゃった。ちょっとまってて貰って良いですか？』


玄関を出る直前に声をかけて1度部屋に戻る


急いで自分の荷物から漁り出し、浴衣の下にホットパンツを履く


太ももに警棒をホルダーごと装着し、コンパクトナイフをひとつだけハンカチに包み、懐に隠すようにしまい込んだ


2人にはこんな装備してるとこ見せられないからね....


それに2人は今日、愛美愛主と揉めるなんて微塵も思ってない


せめて時間までは不安無く、楽しくデートして欲しいから


カモフラージュに帯に扇子を差し込み、巾着を持って小走りする


『お待たせしてごめんなさい！扇子が見つからなくて....』


女｢全然良いのよ〜！アイテムって大事よね｣


この女の子だけの空間って感じが新鮮でソワソワしてしまう


ヒナちゃんママが笑顔で許容してくれることに軽く頭を下げて、部屋を出る


車に乗ってしばらく、交通規制のかかってる場所まで来た


女｢ここからは入れないから、歩いていってらっしゃい。気を付けてね｣


ヒ｢はーい！ありがとうママ！｣


エ｢ありがとうございまーす！｣


『ありがとうございました！』


元気に車を降りて3人との集合場所へ向かう


『あ〜緊張してきた....』


エ｢何を緊張するのよ〜｣


『だって....ちゃんと女の子としてマイキーたちと会うの久しぶりだし....』


ヒ｢もう可愛い〜〜！！自信もって！大丈夫！｣


歩きながらヒナに軽く抱きしめられる


『えへへ、ありがとうヒナちゃん』


照れたように笑えば、2人は安心させるように微笑む


そこから更に少し歩いた先に目立つ3人組を見つける


エ｢ゴメーンお待たせ！｣


龍｢すげー待ったし｣


エマの声に3人が振り向く


マイキーに小走りで駆け寄る

デート.2→←ただの日常.3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す