逆ハーは別に狙ってない！！！【東リベ】

聞かせて.5 ページ46

『いいねぇ！あとは作り置きしてある餃子焼いて〜、卵スープと春雨スープどっちがいいかなぁ』


そう呟くと


蘭｢竜胆ー！卵と春雨どっち？｣


竜｢春雨ー｣


それで通じるんだ....


さすが仲良し双子


『じゃあ春雨にしよっか』


蘭と顔を見合わせて笑う


そっからはみんなを待たせてることもあって手早く作業していく


まずは米を洗って炊飯器にセット


次に作り置きして冷凍庫に入れて置いた餃子をレンジ解凍


その間に蘭は炒飯に入れる材料を全て出して揃えてくれている


蘭｢炒飯にソーセージとベーコンどっち入れる？｣


『蘭にぃが好きな方で良いよ〜』


フライパンを出して解凍した餃子を焼く


人数が多いし、多めに焼いておこうかな....


春雨スープは蘭が作ってくれているので、餃子を焼くことに専念


その間に早炊したご飯が炊けた合図が鳴る


中華鍋を取り出して油としょうがを入れて軽く熱す


ある程度温まったら卵を入れ、半熟状に火が通ったのを確認してご飯を入れ、合わせ炒める


塩コショウを降って混ぜたら蘭が切っておいてくれた人参を入れて少し長めに炒めたあと、ネギとソーセージを入れて再び炒める


最後に醤油を掛けて火を通しながら混ぜて完成だ


『あっつぅ〜！できたぁ！！』


少し暑い気温の中、火を使うと軽く汗をかいてしまう


蘭｢ん。おつかれ｣


額に垂れる汗を蘭がタオルで拭いてくれる


『えへ。ありがとう蘭にぃ』


蘭｢おまかせあれ〜。竜胆！取りに来いよ｣


茶化すように笑ったあと、出来たことを知らせる


竜｢お、炒飯か。良いな｣


キッチンに顔を出して綻ばせる


『竜にぃあーん』


炒飯を1口よりも少なめに掬って軽く冷ましたあと竜胆の口に持っていく


それを躊躇いなく口に入れる


竜｢うまっ。最高｣


親指を立てて絶賛してくれる


嬉しくなって照れたように笑うと2人も嬉しそうに笑った


『みんな待たせてごめんね！今持ってくるね〜！』


先にキッチンから出て、小さい声で雑談する4人に声をかける


三｢うっす！｣


千｢はい！｣


なんで敬語？


突然話しかけられて驚いたらしい4人は背筋を伸ばして固まっている


そんなに緊張しなくて良いのに


出来たご飯をリビングの机に置いて行く


飲み物お茶で良いかな....


人数分のグラスと冷やしていた麦茶を机に置いて準備は完了


『じゃあいただきます！』


蘭｢いただきます〜｣


竜｢いただきます｣

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