お館様のお子様はのびのびと生きたい。【鬼滅の刃】

伍　「あっち系なら納得」 ページ5

包帯を巻いて終わり。
もう血が滲んできたけど無いよりはマシだと思う。





『じゃあ、また。死ぬなよ』


「あぁ！」





怪我人と離れるのも心配だけど、鬼からの攻撃とか私が居たら庇ってきそうだし離れておくのが吉だろう。

死んでしまった人を埋め、適当に歩き始める。
七日間生き残るのは結構精神的にも体力的にもキツい。

たくさんの人が生き残ると良いなぁなんて呑気に歩いてたら「ギィヤアアアアアアアア！！！(汚い高音)」が聞こえた為、また走る。
あれ。さっき体力的にもキツいって思ったの誰だっけ。あれ。





『(さっきの...)』





悲鳴の出所へ来ると先ほどの地震くんである。
腰が抜けているのか、座り込んで後ずさっている。
一鬼。地震くんの元へ行こうとすると目が合う。

目合う事多いな。
ん？何か言ってる.......

私の解釈違いじゃなければ、彼は「逃げて」と言った。
さっき悲鳴あげてたのにスゴい。
素直に思うよ。腰抜ける程怖がってるのに(一言余計)

まぁ、逃げることはしないのだけれど。





_____光の呼吸弐ノ型 聖剣·斬(せいけん·ざん)





後ろからの奇襲だったから綺麗に斬れる。
呆け顔の地震くんの顔の前で手を振る。
数回目でハッとした。





『大丈夫？』


「け」


『？』





彼は私をガン見しながら叫んだ。





「結婚してくれ！！！」


『君は男でも結婚できる人か。そうか』

陸　「不思議な少年(笑)」→←肆　「誘導も戦略の一つである」

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