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*マックside
何か喋ってるけど、しんごの背中でよう見えへん。
せやけど、戻ってきたしんごの持ってたもんにクギ付けになる。
ちょっと濡れてもうてるけど、今から探そう思ってた人形や…
「ん。Aが見つけたと。」
「え…なんで？自分で来えへんの？」
「お前がAの事嫌がって、そば寄られへんから渡してやと！」
ゆう、お前A嫌いなんか？って直球で聞くから首を振ると、
なんやねんめんどくさい！って頭をかきむしった。
持ってた傘をしんごに押し付けて、
遠くからこっちをうかがってるあの子のとこに駆け寄ったら
あっちがビビっとる。
「…あの…人形…見つけてくれて……ありがと…。」
『…！』
雨に濡れてるし、心なしかボロボロになってる。
「俺な、ゆうっていうねん。自分…Aやろ？」
『！！ゆうくん何でウチの名前わかんの？！すごいなぁ！魔法使いなん？』
って、きらきらした目でこっちを見る。
いや、しんごとしょーたが呼んでたし。
それに一番最初にばあちゃんが呼んでたし。
今度は俺からAの手を握る。
ちっさ……冷たなってもうてるし。
「……びしょびしょやん。風呂もらいにいこ。…兄ちゃんが洗たる。」
『おふろ！いく！ゆうくんといく！しんちゃんとしょーちゃんもいく！！』
手を繋げてめっちゃテンションの上がったAは手を引っ張りながら
連れて行こうとする。
いつもの事みたいで、しんごもハイハイって慣れたもんや。
「お前なんでこんなボロボロやねん。人形探しそない大変やったんか？」
Aの背中を洗いながら、妙に擦り傷を作ってたから聞いてみた。
あの茂みそない深くなかったし、怪我するようなとこちゃうと思うんやけど…。
『んー？あの兄ちゃん悪い子やったからな、めっ！してん。』
「は…？」
風呂から上がったら、大人達がAを探してた。
何でもあの時、何人か逃げたいじめっ子の兄ちゃんらの後追いかけて、
Aが後ろから飛びかかったらしい。
俺らより年下のAが当然勝てる訳もなく、
突き飛ばされて終わったらしいけど…。
「A！お前無茶苦茶すぎやわ！何しとんねん！」
「あかんで。そんなんもうしたらあかん。」
俺としんごの雷が落ちたのは言うまでもない。
Aは聞く耳もってへんかったけど。
ほんまの家族にはもう会えへんのかもしれんけど、
同じくらい大事にせなあかん子、見つけたわ。
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おこめ(プロフ) - 名無し39097号さん» コメントありがとう御座います。先日の大阪の地震と仕事の多忙さWパンチで中々書けなく、申し訳なく思ってます…。ゆっくりですが更新していきますので、気長にお待ち頂けると嬉しいです！ (2018年6月25日 21時) (
レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し39097号(プロフ) - 更新楽しみしてます。 (2018年6月25日 8時) (レス) id: 57b555248c (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - まぶたさん» まぶたさん、コメントありがとう御座います！一応いくつか書きたいお話はあるので、まとまりそうならまた書かせて頂きますね！＾＾ (2017年9月27日 22時) (レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
まぶた(プロフ) - 更新楽しみにしてます＼(^^)／頑張ってください！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2f670dd364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2017年4月30日 22時
