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*マックside
俺はこないだ５才になった。
オトンとオカンに祝ってもらったのに、
気ついたら２人はおらんようになってた。
ようわからんかったけど、大好きやった２人にはもう会えへん事だけは
なんとなくわかった。
そっから数日経って、連れて来られた大きい建物。
中からは俺と同じくらいの子供の声がいくつも聞こえる。
「あら、Aちゃん。どうしたの？」
今から“家族”にご挨拶しましょうねって言われた時、
部屋のドアのとこでこっちを見てる小さい子がおった。
その子は黙ったまんま、こっちにトコトコ歩いてきて、
俺の隣に並んだと思ったら、ぎゅっと俺の手を繋いだ。
「！？」
『…だーれ？』
「ま！Aちゃんはゆうくんの事がもう気に入ったのね！」って
ばあちゃんの喜ぶ声が聞こえるけど、
俺の手掴んだまんま、隣でへらって笑うこの子に固まる俺。
お、俺、よう知らん人こわいし…
思わずバッて手を振り払ってもうた。
この子が嫌いとかやなくて、びっくりしただけやねん。
一瞬悲しそうな顔したけど、またへらっと笑ってすぐどっか行ってもうた。
それからしばらくして、しんごとしょーたって奴と仲よなった。
せやけど、あの日会ったあの子は、俺が来たらこの２人を残してすぐどっかに行く。
なんやねん…
もやもやした気持ちのまんま、ウロウロしてたら
昔からここに居った兄ちゃんらにいけずされてん。
俺の大事な人形。俺が唯一持ってたほんまの家族の思い出。
それ取られてもうて、でも年上で体もでかい兄ちゃん相手に１人では勝たれへん。
そんな時、
「何しとんねんゴルァァア！！」
出かかった涙なんか一瞬で引っ込む大声。
あれよあれよという間にしんごが兄ちゃんの手に噛み付いたりして、追っ払ってくれた。
せやけど、人形は最後にどっかに投げられてもうて行方不明。
しょーたが大人呼んできて、全員に話聞く為に連れてかれる。
人形探さなあかんのに…！
やっと解放されて、人形探しに戻るといつの間にか降り出してる雨。
投げられた方向は見てたからあの茂みの中にあるはず…
よっしゃ！探すで！って意気込んだらガサガサ揺れる茂み。
うわ！なんなん？！怖！！
『！』
茂みから顔を出したのは、あの子やった。
嬉しそうな顔してたのに、俺の顔見たら困ったような顔になって、
『し、しんちゃ…！』って隣のしんごを呼んだ。
なんやねん、俺の方見たくせに。
…最初会うた時は俺の手繋いだくせに。
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おこめ(プロフ) - 名無し39097号さん» コメントありがとう御座います。先日の大阪の地震と仕事の多忙さWパンチで中々書けなく、申し訳なく思ってます…。ゆっくりですが更新していきますので、気長にお待ち頂けると嬉しいです！ (2018年6月25日 21時) (
レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し39097号(プロフ) - 更新楽しみしてます。 (2018年6月25日 8時) (レス) id: 57b555248c (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - まぶたさん» まぶたさん、コメントありがとう御座います！一応いくつか書きたいお話はあるので、まとまりそうならまた書かせて頂きますね！＾＾ (2017年9月27日 22時) (レス) id: 9bbb71cfd8 (このIDを非表示/違反報告)
まぶた(プロフ) - 更新楽しみにしてます＼(^^)／頑張ってください！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2f670dd364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2017年4月30日 22時
