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「照のチョコも〜らい！」
「あっ佐久間！…ってふっかも取るな！」
昼飯食い終わったらまたふざけ始めるみんな。
……もとい、ドラマ班。
も〜、対してチョコ好きでもないくせに。
ふっかも佐久間もぱくぱく食い始めるから…
あれ？そういえば康二、戻ってきてなくない？
トイレ行く、っつってから結構経ってるけど…
「ね、康二は？」
「康二くん？まだ戻ってきてないよ」
もぐもぐと二つめの弁当に手を伸ばしたラウも知らない
となるとまだ、か。
前に移動の時に康二を置いていっちゃったことがあって
その時はまあとんでもなく寂しがってたし。
またその二の足にならないように、探してやるか。
どっかでスタッフさんとかJr.と喋ってるのかな？
そう思いながら楽屋を出てしばらくすると、
ポッケに突っ込んでたスマホが震える。
あ、ちょうどよかった。
「もしもし？康二、今どこいんの？
……？みんな昼飯食い終わっちゃったよ」
通話中になってるのに返事がない。
「……て、てるにい……っぐす」
「え、ちょ、康二？どうした？」
電話に出た康二はぐずぐずと泣き始めてしまっていた。
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作者名：あむちゃ | 作成日時：2021年10月10日 10時
