15.読書time ページ18
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銀魂高校の敷地に入れば、グラウンドで、サッカー部、野球部が懸命に練習している
私、帰宅部のエースとは違って、皆朝早くから、練習を積み重ねているのだろう
尊敬、尊敬。
1-Zはと言うと、一応、私以外各部活に所属している
そのため、たった数分だが、朝の教室は私一人だ
『本でも読むかな』
手にとったお気に入りの小説、題名はかなりグロテスクだが、中身は爽やかな青春小説
普段は推理小説を好んで読むが、話題作だったものだから、気になって買ってしまったのだ
小説の世界に入り込んだ私は時間を忘れ、教室が賑やかになってきたのも気付かない
神楽「オイ、A〜聞こえてるアルか〜?」
『…………。』
神楽「A!!」
『ッ?!』
耳元で大きな声で呼ばれた私は、肩をビクつかせて、斜め上を見上げる
『神楽か…おはよ』
神楽「おはようアル!!にしても相変わらず凄い集中力ネ…私小説も読めないアルヨ?」
『いいんだよ…私読書しか趣味無いし…』
沖田「そりゃずいぶんと可哀想なこった」
隣の席に総悟は座り、私の読んでいる本を奪い取る
『返してくれない?』
沖田「……ヘェ…意外でさァ、テメェがホラー読むなんざ…」
『勘違いしないで…これ恋愛小説』
沖田「それもそれで意外でさァ」
神楽「確かにいつも…すいりしょうせつってヤツ読んでるネ」
『話題作なのッ』
そう言って総悟の手から小説を奪い返し、さっき読んでいたページを必死に探して再び小説の世界に潜り込む
神楽「ほら見ろヨ!お前のせいでAが不機嫌になったネ!」
沖田「あ?いつもこんな感じだろィ??……痛ッ!!何しやがんでィ!!」
『別に……足を踏んだだけ』
朝から不機嫌にさせないでよ
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チヨ(プロフ) - ちかさん» 更新、大変遅くなり申し訳なかったです……。神………初めて言われました…泣ありがとうございます! (2019年9月27日 19時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 今回も神ですね! (2019年9月26日 18時) (レス) id: e4c55b48d4 (このIDを非表示/違反報告)
チヨ(プロフ) - ちかさん» ほんっとチカさん面白い!笑 いつも、チカさんのコメント有難く思ってまする…ありがとうきびうんこ!!☆ (2019年7月22日 23時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - え、コメント下さると嬉しい?なら、更新されるたびにコメントしよーかな!(((え、ただの迷惑ぅ笑笑 (2019年7月22日 16時) (レス) id: e4c55b48d4 (このIDを非表示/違反報告)
チヨ(プロフ) - ちかさん» あるある笑 (2019年6月15日 10時) (レス) id: d0934a6013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チヨ | 作成日時:2019年4月24日 23時