【銀魂】意 地 っ 張 り【沖田総悟】

19.恥 ページ23

・



無事、期末テストも終わり、二学期も終わろうとしている頃、



『プール？』



お妙「そうそう！！3-Zで行こうって話になったのよ！」



夏休みの予定のことで、皆、頭がいっぱいだった



『え”…私泳げない…』



神楽「大丈夫ネ！家から浮き輪持って来るアル！！」



『水着持ってない』



さっちゃん「そんなの皆で買えば良いじゃない？」



『…………。』



どうやら、私に行かないという選択肢は無い様だ



『あ…じゃあ行こっかな…』



仕方なく折れ、ボソッと言うと



神楽「決定！！楽しみアルゥ！！」



ヒャッホーイ！！と言ってお祭り騒ぎのの神楽


この時、泳げない私にとっては地獄の場所でしかないプールは、皆にとっては夏の楽しみの一つなのだと分かった





お妙「じゃあ！今日の放課後は水着買いに行きましょ！！」


神/九/さ「「「さーんせーい！！！」」」



『…………。』







「これは？」


『嫌だ』


「ならこれは？」


『絶対無理』



近くのショッピングモールに並んでいる水着を、お妙ちゃんとさっちゃんが私に合わせてくるのだが…



『露出多すぎ…』



さっちゃっん「はぁ？！女は肌出してなんぼよ！！」


お妙「そうよAちゃん！」



九「似合うと思うが…」



そう言われましても…



『私これでいい』



近くに並んでる水中用のショーパンとTシャツを手に取りレジに向かう



お妙「え？ちょっと待ってよAちゃん！ほらぁ！神楽ちゃんからも何か言って？！」



神楽「姉御…」



神楽はお妙の右肩に手を置き「駄目アルよ」と小さな声で呟いた



神楽「Aがプールに行くってだけで奇跡ネ！！これ以上の事は望んじゃいけないアル！！！」



お妙「そうだったのね…私気づかなかったわ…」



九「無理を言ってしまったな…」



さ「確かにｨ↑この水着はあの子には似合わないわね！！」



神楽「分かればいいアル！！」



うんうんと頷く神楽



『ちょ………恥ずかしいから店内で騒がないでよ』



袋を持った私は顔を歪め店を出る


神楽「あっ！待つネ！先行かないでヨ！！」




嗚呼……体育祭以来の憂鬱だ



・

20.可愛い？→←18.メール

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す