小さな背中、大きな優しさ【ワールドトリガー】

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変な感じだった

鋼と一緒に戦ったことなんてほとんどないのに
息はぴっだりだった





右腕を失ってしまい左手一本でこの場を
しのぐのはかなり厳しい




「Aっ！！」


「！！」



鋼の判断が一歩遅ければ敵の攻撃をもろに
食らっていただろう




「……ごめん、ありがと」






敵は3体

攻撃は与えているもののなかなか倒れる様子は見せない





ここからどうする？


誰かに応援を頼むか？

けれどそれではここで
敵を引き付けていた意味がなくなってしまう









「ほんと息ぴったりだな……」





その声はそんな考えを切り裂く様に響いた








ズパッ





その音と共に敵の1体が倒れる









「……太刀川さん？」




なんで太刀川さんがここに……








「よっ、村上に……元矢か？」

似合ってるなー鈴鳴の隊服




太刀川さんは何時も通りの調子で話す

ここに来たのはたまたまで、忍田さんに言われ新型を倒していたらしい






「それより、これもらっていいか？」



これ、と言うのはもちろん新型のことで

鋼と思わず顔を見合わせるがひとまず
太刀川さんに任せることにした






さすがA級

あっという間に3体ともやつけてしまった

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