防弾のMGイルボンサラム 6

265 JM -入院2日目- ページ17

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JM「Aちゃんっ」


「あ、ジミンさん！」





ニコニコ笑顔のAちゃん。





「ひとりでいらしたんですか？」


JM「うん、昨日が月曜でしょ？

これから1週間、毎日ひとりずつお見舞いに来ることにしたんだ」


「そんな...大した怪我でもないのに、」


JM「俺らがそうしたいのー！...迷惑、かな？」


「ち、違います！

あの、本当にありがとうございます」





実は何もやることがなくて本当に暇だったんです。


そう言って恥ずかしそうに俯くAちゃん




あーもう どうしてそんなに可愛いの 泣





JM「それに、みんなで来るとゆっくり話せないしね」





昨日はジョングクが素直に謝った


だから今日は、俺の番。





JM「Aちゃん、本当にごめんなさい...」


「ジミンさん...」


JM「ひとりで抱え込ませてごめん、疑ったり、話も聞いてやらなくて...

追い込んでごめん、、

まさか、こんな事になるなんて...っ


辛い思いさせて、ごめんなさい」






泣きたくなくて

必死に拳を握りしめて耐える



泣きたいのは彼女の方なんだから。






「...たしかに、辛い事ばかりでした」






俺の顔を見つめていた瞳が微かに揺れた






JM「っ...ごめん、ね、」


「ふふ、そんな顔しないで下さい」


JM「んわ、」





ベットに腰掛けてる俺のほっぺたを

細い指でぷにっと押した君。



柔らかいですね、なんて笑う君が綺麗で。



他の人にぷにぷにされるのは嫌だけど

彼女は不思議と嫌じゃない。






JM「...痛かったよね、、」






俺の頬に触れる手にも巻かれた白い包帯






「慣れてたので、傷はもうあまり痛くないんです」


JM「っ、」






ショックだった


こんなに怪我をしたのに。慣れてるなんて。






「一番苦しかったのは

皆さんから向けられる笑顔が消えた事でした」



「一度 笑顔を見ると、もっと見たい、もっと一緒にいたいって欲がどんどん溢れて..

自分がどんなに欲張りでワガママなのか思い知らされました」






はじめはうまく馴染めず

ほとんど言葉も発しなかった彼女




仲良くなって


一緒に過ごす時間が増えて




君を一度失ってから

その大切に気が付いた



そして思ったんだ






JM「俺だってAちゃんの笑顔をずっと見てたい。すごく会いたかったよ

あんなに傷付けたのに...どうしてもAちゃんに会いたかった」







俺だってとんでもないワガママな奴なんだよ






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