177 TH ページ28
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夢をみた
広くて青い海の夢
凄く綺麗な白い砂浜。
その波打ち際にAは立っていた
TH「A」
名前を呼べば
長い髪をなびかせながら振り返ったA
そんなところでなにしてるの
そんな離れてないで俺のそばにいてよ
「テヒョンオッパ」
君に名前を呼ばれるだけで嬉しくて幸せな気持ちになる
そう思っていたのに。
「テヒョンオッパ、ごめんね」
TH「え、？」
どうしてそんなこと言うんだよ
TH「なに言ってんの、早くこっち来てっ...」
「ごめん、オッパ、行けないよ」
どうして泣いてるんだよ
TH「っ、なら俺が行くから待ってて」
そう伝えて一歩、また一歩と歩みを進めても
一向にAに辿り着けない
なんで？
走れば君の元に辿り着ける？
TH「A...っ」
息が切れるほど走っても君の元へ行けなくて
どんなに名前を呼んでも泣いてる君は俺の顔なんか見ずに俯いてて
もう走るのも辛くなって膝から崩れ落ちた
なんで、どうして、
俺は君のそばに居たいだけなんだ
何が俺らを引き離しているの？
TH「Aっ、」
情けないくらいボロボロ溢れる涙
それに気がついたのか
遠くのAは顔を上げた
「オッパ、苦しい思いさせてごめんなさい」
Aがそう呟いた直後
大きな波が彼女を飲み込んだ
TH「Aっ！！」
飛び起きて周りを見渡せば
そこは目を閉じる前と同じ、Aの部屋
隣を見ると
君がいない
TH「っ、」
不安になって寝室を飛び出した
寝室を出てすぐのリビング。
「あ、オッパ」
その先のキッチンに君は居た
TH「っ、ばか！」
「え」
料理をしていたのか。
彼女の手から皿を取り上げて荒々しくテーブルに戻した
「オッパ、？」
困惑した様子の彼女を
正面から思い切り抱きしめた
Aの匂い。
ちゃんと君はここに居る
TH「勝手に、いなくならないでっ...」
TH「俺のそばから離れないって約束して、？」
ちゃんと伝えたいのに声は震えてしまう。
なんだよ俺、とことんダサくて決まんない。
俺の腕の中でじっとしていたA
彼女の腕が背中に回って
「約束します
私はオッパから離れたりしないです」
優しい声でそういうから
不安が少しずつ、真夏のアイスクリームみたいに溶けてった
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すずな - めっちゃよかった！泣 (2019年3月15日 18時) (
レス) id: 79ed1afc42 (このIDを非表示/違反報告)
hrk - こんなに感動する作品初めてです、（泣） もう1回読み返してきます（泣） (2017年11月27日 19時) (レス) id: dbcad0bea1 (このIDを非表示/違反報告)
さのふたば(プロフ) - この作品が1番面白いです！！ (2017年9月3日 1時) (レス) id: 43830a227c (このIDを非表示/違反報告)
NY(プロフ) - 面白いです！！！いやぁー、感動ですね。常に涙を流してないといけない状態です笑 (2017年7月25日 1時) (レス) id: ada9a5c8df (このIDを非表示/違反報告)
Aya - 涙、涙、涙…。凄く感動しました…。なんか胸の奥がギュッてなりました！続きがどうなるのか凄く凄く気になって、楽しみで仕方ないです( ^ω^ )更新待ってまーす！ (2017年6月23日 21時) (レス) id: b8aaae0a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年2月27日 2時
