防弾のMGイルボンサラム 3

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あまりにも軽く考え過ぎていた。





どうせ殴られて終わりでしょ？





その程度。





自分の愚かさなんて


すぐに気づく人間はそういないはず。





私情で仕事に影響を出した私が悪いんだよね





風邪を引いたのも

私が体調管理を怠ったから。




荒れ狂ったように私を痛めつけるユリさんが怒っているのは

私がテヒョンさんと関わったから。




それを楽しそうにカメラに収めるナナさんが怒っているのは

私がジュンオッパと話したから。





全部全部、私が悪いんだ





「っ、あ...！」





お腹を蹴られて息が出来ない





YR「はあ、はぁ、...っ


なんなのよあの写真！ふざけんな！！」





ナナさんは


ユリさんにあの写真を見せた





「ごめんなさい、ごめんなさい...っ」





今まで耐えたのに。


止まれと願っても溢れてくる涙




苦しい


苦しいよ




ここまで大胆に暴力を振るわれたことは無かった




ユリさんを狂わせてしまうほど


私はいけない事をしてしまったんだ





NN「オンニ！私にもさせて下さいよ」


YR「...っ、好きにしなさい」




まだ足りない、という目で私を睨みつけるユリさん




NN「わあ、やったあ」




スマホのカメラを向けたまま


私の腕を踏みつけるナナさん




ハイヒールの踵が食い込む




体に穴が空いてしまいそう




「ごめんなさっ、やめ、て、」


NN「うっさい。」


「いっ...！」


NN「うるさいお口は塞がないと」





地面に這いつくばる私を無理やり立たせたナナさん


もう足元がおぼつかない



フラついていると

口にタオルを詰められた





「ん、！？」


NN「これで少しは静かになるよね？」





突き飛ばされてソファに倒れこむ




嫌で嫌で仕方がない


せめてもの反抗としてもがいても


またあの強烈な平手打ちをくらわされる





意識が飛びそうだ



そのまま気を失った方が楽なのかもしれない





だんだんとぼやけていく視界に


目を閉じようとした時





「ねえ、そろそろやめてあげなよ」





蔑むような目でこちらに声をかけたのは




YR「何いってんのよユソン、

私はこれくらいじゃ足りないの！こんな奴...っ！」


「っ、」




髪を引っ張られるのにも慣れてしまった




NN「オンニ、この子が悪いんですよ？

オンニもこの子の事嫌いでしょう？」


YN「そうだけどさ、一旦やめなよ

そろそろメンバー休憩で戻ってくるし。」





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