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どういうことだ。
頭の中はパニックのまま
作業室を後にした
レッスン室の前を通った時
ドアノブに掛けていたコンビニ袋は無くなってた
自分でもよくわからないまま帰宅。
歩いて帰ってきたという事しかわからない。
シュガさんとユソンさんが一緒にいた事よりも
キスしていた事よりも
こんなに動揺している自分が一番意味がわからない
「なんだろ、嫉妬?」
一人ブツブツ言いながら冷蔵庫を開ける
「なにも入ってない...」
元々 料理は得意じゃない。
出来ないわけではない。
レパートリーが少ないだけ
「スーパー行かなきゃ..」
脱いだばかりのコートを羽織って
白い息が出る外へ
今日は寒い
強い風のせいで前にくる後ろ髪の香りは
嫌でも甘いスポーツドリンクを思い出してしまうから
先にお風呂に入れば良かったかな、なんて。
「でもお風呂入ったらスーパー行く気失せるよね」
「うん」
「やっぱりそうだよね...え?」
ひとり言に背後から返事が聞こえるという恐怖。
とうとう日々の疲れが幻聴を引き起こした...?←
おそるおそる振り返った先には
「やっほ」
「え...ブイさん?」
まだマンションを出たばかり。
こんな所で会うなんて。
「ブイさん、練習は...汗」
焦る私に向かってニッコリ笑うと
TH「抜けてきた」
親指を立てて見せた
...どうしてそんなにドヤ顔なの 汗
「それってまずいんじゃ、」
TH「別にいいの。」
立ち尽くす私に近づくと
TH「スーパー行くんでしょ?」
こてんと首を傾げて尋ねたブイさん
くそう、可愛いな((蹴
「はい、って、どうしてブイさんが知ってるんですか?」
TH「ひとり言全部聞いてた」
「え...恥ずかしいやつじゃないですかそれ」
なんてこった
はたから見れば変人だったのか..
TH「俺も買い物いく」
ブイさんの言葉に
頭にハテナが浮かぶ
「いや、なぜです?」
TH「お礼でしょ」
「何の事ですか?」
ポケットに手を突っ込んでゴソゴソ漁ると
嬉しそうにブイさんが手に出したもの
TH「これ!」
「あ...」
ブイさんの大きな手のひらの真ん中に
コロンと転がる小さなキャンディー
TH「差し入れくれたの、お前だろ?」
イヒヒと笑うブイさんは
子供みたいに嬉しそうだった
ブイさんの手に転がるキャンディー。
彼の好きなコーラ味
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★ - 身長高くてイケメン?ジュンだろ。とか思ってたら本当にジュンで叫びました(T_T)最高です(T_T) (2017年11月14日 10時) (レス) id: 1cba4aeba8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - くっくくおずさん» ほんとほんと!ユソンやばい!怒← 続きも楽しんで頂けるよう頑張りますので!応援よろしくお願いします!笑 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ゆうさん» ありがたいお言葉感謝です、泣 作者文章力ないですよ!ちなみに小説は占ツクが大好きです← 本屋さんの本ならホラー読んでまs((殴 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
くっくくおず(プロフ) - 最後の部分ほんとに涙がでました。続きが気になってしょうがないです。ユソンほんとにムカつく!!!! (2017年2月28日 20時) (レス) id: 39194f24c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 主人公の気持ちが痛いくらい伝わってきて思わず涙が出ました(T ^ T)こんな文章書けるなんてすごいです。小説とかってどれくらい読んだんですか?これからも応援してます!! (2017年2月27日 23時) (レス) id: 0e3b5822de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー | 作成日時:2016年12月27日 11時