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私の顔を見つめたまま
ジュンさんは
はあ、と一つ重い溜息をついた
...めんどくさい奴と思われたかな
せっかく心配してくれたのに。
JN「...じゃあさ、」
ジュンさんは私の手をそっと握ると
JN「Aがそう思うなら誰にやられたかは探らない。
名前、言わなくていいよ。
だけど 何をされたかだけは教えて?」
「っ..」
JN「...じゃなきゃ、Aがどれだけ苦しい思いしたかわからないでしょ?」
そう言って綺麗な微笑みを見せた
今日初めてあって
初めて喋った人なのに。
うまく彼のペースに乗せられてしまう私
「...ドリンクを、頭からかけられました」
JN「うん」
「髪の毛を、引っ張られて..」
JN「辛かったね..」
私の頭を撫でる手つきはすごく優しくて
ユリさんみたいに乱暴にされない事に安心してしまう。
「ほんとは、苦しくて..っ
だけど、誰にも、いえ、なくて..」
ダメだ
目頭があつくなる
ジュンさんは何も言わずに手を握ってくれる
不思議な人だな
こんな私なんかのために時間を割いてくれるなんて。
JN「いつでも俺が話聞いてあげる。
Aは防弾少年団さんのマネージャーだよね?
メンバーに相談できない事は俺に相談して。
できるだけ力になる」
この人はなんでこんなにカッコいいのかな
ジンさんやブイさんにも
女性スタッフの件は話していない。
彼女達について本音を漏らしたのは
ジュンさんが初めてだ
「ありがとうございます」
JN「どういたしまして^ ^」
なんだかスッキリした。
やっぱりストレスを溜め込むのは良くないんだな..
JN「ねえA、俺の事オッパって呼んでよ」
「え 汗」
先ほどの悲しい顔なんか見せずに
意地悪そうな顔でそういうジュンさん
JN「ジュンオッパ、はい、」
「え、いや、汗」
JN「言わなきゃ控え室戻さないよ?」
イケメンは何を言っても様になる。by A
...じゃなくて!それは困る!
すでにメンバーも戻ってるはずだし..
「じゅ、ジュンオッパ..!
こ、これでいいですか!?」
焦る私をみた彼は
JN「...可爱」
口元を大きな手で隠す。
「...え?」
ちゅ、中国語デスカ?
JN「ん、気にしないで。」
「ええええ...」
白い顔がほんのり赤いのは気のせい?
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「可爱(クーアイ)」は「可愛い」の意味
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★ - 身長高くてイケメン?ジュンだろ。とか思ってたら本当にジュンで叫びました(T_T)最高です(T_T) (2017年11月14日 10時) (レス) id: 1cba4aeba8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - くっくくおずさん» ほんとほんと!ユソンやばい!怒← 続きも楽しんで頂けるよう頑張りますので!応援よろしくお願いします!笑 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ゆうさん» ありがたいお言葉感謝です、泣 作者文章力ないですよ!ちなみに小説は占ツクが大好きです← 本屋さんの本ならホラー読んでまs((殴 (2017年3月1日 0時) (レス) id: 6b61a37ab0 (このIDを非表示/違反報告)
くっくくおず(プロフ) - 最後の部分ほんとに涙がでました。続きが気になってしょうがないです。ユソンほんとにムカつく!!!! (2017年2月28日 20時) (レス) id: 39194f24c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 主人公の気持ちが痛いくらい伝わってきて思わず涙が出ました(T ^ T)こんな文章書けるなんてすごいです。小説とかってどれくらい読んだんですか?これからも応援してます!! (2017年2月27日 23時) (レス) id: 0e3b5822de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー | 作成日時:2016年12月27日 11時