参 ページ4
｢んで？見惚れてて動けなかったって？童貞かよ｣
｢いや,俺たち皆童貞だろ。｣
ピーノファミリーのアジトの中。
その場に居るのは紫と緑の男。
カラ松は自分の兄弟に先程の出来事を話す。
すると紫の男は｢ま,その方がクソ松らしい｣とヒヒッと笑う。
｢そんな事より一松。さっきのやつの血が着いてて汚いんだけど。早く洗って来てよ｣
｢あいあい｣
緑の男に言われると紫の男__一松は自分の顔に着いている未だ乾ききっていない血を落としに行った。
｢あぁ〜！！チョロ松！！俺はどうしたらいいんだ！！カラ松girlに御礼がしたくても,彼女の目を見ると何も言えなくなってしまう！｣
面倒な兄だと緑の男__チョロ松は思う。これがボスの右腕なのかと。まあ,強さ的には二番目なのだから仕方が無い。カラ松と言う男は喋らなければかっこいいだろうに。
｢煩いな,知らないよ！｣
｢そんな事言わないでくれチョロまぁ〜つ！！｣
任務の際の面影は何処へやら。かっこ良さの欠けらも無いカラ松の姿に溜息を吐く。
｢大体,僕は未だ承諾して無いからね！？急に仲間にしたい子が居るとか言ってさぁ！｣
｢…彼女が入る利点に着いては前にも話しただろう。男色家ならばトド松でも問題は無いがそうじゃなければハニートラップが掛けられない。女性が居た方が仕事の幅が広がる｣
｢ん…まぁ,それはそうなんだけど…｣
｢それに,彼女は盗みが得意なようだ。ぶつかった時に俺の財布までスられてしまった｣
とんだじゃじゃ馬さんだと格好つけて笑うカラ松に｢かっこよくないから！｣と突っ込むチョロ松。
何を隠そう彼女とぶつかった後からカラ松の財布が無いのだ。それに気付いたのは彼女と別れた大分後で彼女に取られた以外の心当たりがカラ松には無かった。
｢仲間にするには僕ら全員の承認が必要なんだから。お前しか知らない子なんだからちゃんと連れてこいよ｣
｢嗚呼,分かっているともさ！｣
｢いや,だから全然かっこよくないから｣
再び格好つけて言うカラ松に突っ込むチョロ松。残念ながら彼を迎えに来た3人__黄,緑,桃は少女の姿を見ていなかった。幸か不幸か,カラ松が行くしか無かったのだ。
他の人を連れて行けば良いのだ等とは考え付かないのが青の悪い所である。
｢待ってろよ,カラ松girl！！｣
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水無瀬(プロフ) - ペコまる。さん» はじめまして。有難う御座います。一応年齢設定としましてはおそ松達は20代前半,夢主は16~17辺りのつもりで書いておりますが,何せ栄養不足の発育が悪い状態ですので少女表記にしております。 (2019年9月8日 21時) (
レス) id: 7d743ed39b (このIDを非表示/違反報告)
ペコまる。 - とっても面白いです！ところで何歳くらいの設定ですか？ (2019年9月8日 18時) (レス) id: efabf24793 (このIDを非表示/違反報告)
水無瀬(プロフ) - 紅夜の黒猫さん» はじめまして。有難う御座います。楽しんで頂けたのでしたら幸いです。とても励みになります,頑張ります。 (2019年8月8日 21時) (レス) id: 7d743ed39b (このIDを非表示/違反報告)
紅夜の黒猫 - 水無瀬さん» はじめまして。作品読ませてもらいました。とても面白いです。設定といい、内容といい、よくできてますね！続き楽しみにしています (2019年8月6日 15時) (レス) id: 49d4392d73 (このIDを非表示/違反報告)
水無瀬(プロフ) - 暇人さん» はじめまして。有難う御座います。とても励みになります。楽しんで頂けたのでしたら嬉しいです。この先も作者の妄想にお付き合い頂けましたら幸いです。 (2019年7月16日 8時) (レス) id: 7d743ed39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無瀬 | 作成日時：2019年7月14日 2時
