白のくノ一

2話 ページ3

貴方side

此処は何処？

さっき、穴に落ちたと思えばかごの中に居て

おまけにろくに体も動かず声も「あー」とか

「うー」しか、言えないまるで赤ちゃん・・

もしかして、私赤ちゃんになった？

しかも、年齢的には1歳位だよね

15歳から1歳に・・・・・・

え、嘘。そうしたらこのかごの中からどうやっ

て出ればいいの？とりあえず泣いてみるか

『おんぎゃー！おんぎゃー！おんぎゃー！』

あれ、なんか出て来てくれた。

容姿的には3歳児位か獣耳と尻尾付いているね。

って、獣耳に尻尾？！

と言うことは異世界な所かな？

「おい、才蔵なんかあかちゃんがいるぞ」

「なんだ、佐助ししょうをよんでこよう」

「そうだね」

　才蔵と佐助って忍者の？

て言うか、師匠来てくれるんだ。

「なんじゃ、三人共」

なんか、ザ・師匠っていう感じの獣耳と尻尾が

付いた人？。

と言うか、師匠って言われているし師匠か。

師匠って人？が私を抱き上げて何処かに歩いて行った

──────────しばらくして、、

「お〜お前はこれからくノ一として生きていく

事になったぞぃ」

まぁ普通に考えたら私捨て子だからね。

はぁ、話を聞いてみると結果的に私は戦国時代

に近い神牙って言う名の異世界に

生まれ変わって忍の村に捨てられてくノ一に

なることになったのか・・・。

我ながら感心するほどの非現実感。

竹中家の因縁からは開放されるし

まぁ、少しは楽しそう・・・なのかな？

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