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小|中|大|とある山のてっぺんに、誰にも知られぬ神社がぽつりとあった。
そこには静かな静かな風が吹き、空気は澄んで景色もいい。
だがそこは、入ったらもう出られないと言われる不思議な山。
妖の類いか、神の悪戯か。
そこに入ったものは、誰も帰ってこないと
そう言われていた、はずだった。
「なあ、今日は油揚げの味噌汁なんてどうだ? 俺の好物だぞ」
「紺さんの好物か否かは知りません。......がまあ、良いでしょう。渋るものでもないですし」
「そうかそうか。なあ、油揚げとホウレン草のおひたしなんてどうだ? 俺の......__」
「出したこと、ありましたっけ」
「......あったんじゃないか?」
「嘘を吐く狐は嫌いです。離婚しましょう」
「だぁぁ! わかった! べつにいい! おひたしはいい!」
だが彼らの帰る場所は
この、山なのである。
***
書いてみて、気に入ったら他サイトへ。執筆状態:連載中
そこには静かな静かな風が吹き、空気は澄んで景色もいい。
だがそこは、入ったらもう出られないと言われる不思議な山。
妖の類いか、神の悪戯か。
そこに入ったものは、誰も帰ってこないと
そう言われていた、はずだった。
「なあ、今日は油揚げの味噌汁なんてどうだ? 俺の好物だぞ」
「紺さんの好物か否かは知りません。......がまあ、良いでしょう。渋るものでもないですし」
「そうかそうか。なあ、油揚げとホウレン草のおひたしなんてどうだ? 俺の......__」
「出したこと、ありましたっけ」
「......あったんじゃないか?」
「嘘を吐く狐は嫌いです。離婚しましょう」
「だぁぁ! わかった! べつにいい! おひたしはいい!」
だが彼らの帰る場所は
この、山なのである。
***
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