土方十四郎でロスタイムメモリー1 ページ8
数年たってもあなたが死んでしまって開いた穴は埋まらない
真選組も落ちぶれたものだ
だから私が、しっかりしなきゃ…なんだけど
あなたに対する感情ばかりが
募って行く
愛しい…
踞って一人描いていた
炎天直下坂道の上滲んだ私達が歩いていた
夏の温度が目に残っていた
A「構わないで、何処かへ行って!」
副長の手を払った
土方「行くわけねぇだろ」
なんて言って副長は私の手を掴んだ
A「うっさいっ!」
私はちょっとの先を
振り返ずに歩いて屯所に向かった
『本当の心は?』
「聡明」
なんかじゃ前は向けない
理由が無いから腐って行く
副長が生きてた時に
巻き戻ってくれれば良いのにな
何年経っても私は死なない
希望論ばかりを唱えている
当然今日も副長は居ないのにさ
A「構わない、死んで、死んでよ…」
って手首をぎゅっと握って
ただ何も出来なかった自分を呪って
ただ、のうのうと人生を貪った
A「夏が夢を見せるのなら、副長を向こうに連れ去る前へ」
なんて
照れ隠しした日々が空気を照らして
脳裏を焦がしていく
18歳になった少女
また何処かで副長を待っていたんだ
副長のカゲボウシ
滲む姿を思い出した
炎天下に澄んだ今日のかぶき町
笑っていたあなたが今日も
土方「見回りいくぞ」
って言ってユラユラ揺れた
沖田「心配でさぁ」
と不器用な顔
隊長なんかには解んないよ
悲しそうなフリをしないで…
ねぇ、お願いだから…
今日も不自然でいよう
昨日のペースを守っていよう
あなたの温度を忘れない様に
叶わない夢を願うのならいっそ掠れた、
副長と一緒の過去を抱いて
覚めない夢を見よう
当然の様に殻に自分から閉じ篭って
沖田「それじゃあ、明日も見えないままですぜぃ?」
それならそれで良いの
つまらない日々を…隊長を殺す様に手を染め
『一人』を選ぶから
18歳、腐った少女
また今日も会いたいと祈ってたんだ
色めいたあなたの笑顔に
しがみついてて…
炎天下に
「どうかいっそ連れてってよ」
なんて呟いて息を静かに止めた
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美奈総長 - こんにちは リクエストっていいですか? (2018年8月29日 2時) (レス) id: db9e24e33f (このIDを非表示/違反報告)
音ぽん(プロフ) - すたぁ☆さん» ありがとうございます!ファンだなんて!照れます!! (2015年8月10日 14時) (レス) id: 3cfc16c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
すたぁ☆ - 天ノ弱から来ました!!もう音ぽんさんのファンになりました!! (2015年8月10日 11時) (レス) id: 21fb86b794 (このIDを非表示/違反報告)
音ぽん(プロフ) - 木ノ葉@北米領さん» ありがとうございます。今ネタがなくて……w (2015年8月4日 13時) (レス) id: 3cfc16c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
木ノ葉@北米領(プロフ) - よかったです!!今度リクしますね! (2015年8月3日 19時) (レス) id: 4fa4b318b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音ぽん | 作成日時:2014年12月24日 17時