銀魂×ボカロ【短編集】

土方十四郎で初恋の絵本 ページ12

出会ったのはいつだっけ?

何年前の春だっけ?

教室で栗毛君と一緒にはしゃいで、

少し怒ってたね、びっくりしたよ

席は遠かったけど

何かと目立ってましたよ、君と栗毛君は

話したのはいつだっけ？

声をかけてくれたんだっけ？

いつの間にか…

A｢いやいや、マヨネーズとかカロリー高いし…油っぽくて気持ち悪い｣

土方｢あぁ？何言ってやがんだ！！マヨネーズは森羅万象…｣

A｢あーもうっ！森羅万象何にでも対応できるオールマイティアイテムなんでしょ？聞き飽きたよ｣

土方｢なんだ？聞き飽きたよから覚えてるってか？｣

A｢それ以外に何があるのよ｣

ﾌﾟｯ

土方＆A｢あははははっ、はははっ｣

くだらない話して…

神楽｢Aとマヨって両想いアルか！？｣

A｢そんなことないよ…｣

妙｢そうかしら？土方さん、Aちゃんといるとき、楽しそうよ？｣


沖田｢えぇ？土方さんAのこと好きなんですかぃ？｣

土方｢バッ…なにいってやがんだっ！｣

銀八｢ぅおーーーい、カップル成立だぁぁぁ｣

ﾋｭｰﾋｭｰ ｵﾒﾃﾞﾄｳｱﾙｯ!

土方｢…A。気にすんな｣

冷やかされちゃって変な距離感

君は素気ない態度

でも…私は…

知ってたの

土方｢A、今日から、バラバラで帰らないか？｣

残り10cmの勇気があったなら…

未来(きょう)が変わってたかも…

もっと私

神楽みたいに単純でバカで素直だったら

あなたとの恋、掴んでた、はずなの!



好きなんですっ！！

あなたも好きでしょ？

ポジティブ系で、意気地なしだね

今も思い出すの

あなたと過ごしたこのページも

あの時のページ

全部、全部…


私の初恋でした




___________内緒…ですからね___________




土方十四郎…あなたの長い物語の中に私は

少しでもいられたかな

あなたの記憶に残ってたら嬉しい…

君と私の物語が少しだけ重なってたはずなの！

今はもう子供じゃないけれど

あなたとの素敵な恋。

その思い出の本を閉じたら鍵をかけて

残り10cmの勇気があったなら…

って今でも悔やんでる

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