番外編 二人目 ページ34
「ミツナ、銀ちゃんの言うことちゃんと聞きなよ?」
ミ「だいじょうぶ。ぎんときをまいごにはさせない」
銀「え、俺が迷子になる設定?」
「らしいね。銀ちゃん、ミツナから離れちゃだめだよ」
ミ「わたしからはなれないでよ」
銀「わっかりました!」
今日はミツナと銀ちゃんは遊園地デート。
「これ、お弁当ね。二人で分け合って食べてね」
銀「おー。Aの弁当!」
沖「興奮してんじゃねェ、変態が」
銀「お、ヤキモチか?ミツナとデートなのがそんなに羨ましいか?」
沖「死ね!」
銀「ふぎゃぁあっ!俺の目がァア!」
目潰しされたのは見なかったことにしよう。
「じゃあ、ミツナいってらっしゃい」
ミ「いってきます。あんまりおそくならないから」
沖「当たり前でィ」
銀「遅くなる時は連絡するし。ラブなホテルから」
沖「マジで死ねよロリコン変態野郎」
銀「ぐほぉっ」
「今のは銀ちゃんが悪いよね。じゃあ、いってらっしゃーい」
ミツナにキスをし、見送る。
銀ちゃんが俺にもしてなんて言ってたけど、総悟の睨みに肩を落として出て行った。
沖「旦那に任せて大丈夫かィ?」
「まぁ、いざと言う時頼りにはなるから」
久しぶりの二人きり。
ちょっとドキドキしてるのは内緒。
沖「何してんでィ」
「え?いや、掃除でもしようかなって」
沖「んなのいいからこっち来い」
「うん」
総悟の横に座る…と同時に押し倒される私。
「総悟?!」
沖「久々の二人きりなんでィ。楽しまなきゃ損だろィ」
「いや、そうだけど…」
沖「そろそろ二人目、いいんじゃねェ?」
「…まぁ、うん」
沖「はい決まり」
なんやかんやでやりたいだけな気がするけど、総悟が二人目作ってもいいって思ってることがなんか嬉しかって思わず笑っちゃう。
沖「んだよ?」
「いや、幸せだなって」
沖「当たり前だろィ。俺の嫁は幸せに決まってらァ」
「ふふ、そうだね」
ー部屋の前
ミ「ママとパパなにしてるの?」
銀「仲良ししてんの。帽子ぐらいなくってもいいだろ」
ミ「えー」
銀「妹欲しいって言ってたろ?出来るかもしんねぇよ」
ミ「ほんと?!じゃあ、そっとしとこ」
銀「ん。新しい帽子買ってやるよ」
ミ「さすがぎんとき!わたしのあいじん!」
銀「愛人てのやめない?ねぇ?」
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作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時