子供は無条件でおんぶされていい存在 ページ4
銀「いや、銀さんね。別に怒ってないよ?怒ってはないけどさ、意識飛ばさせるまでしちゃうのはどうかと思うわけ」
沖「すいやせんでした」
銀「絶対反省してないよね?スッキリした顔しやがって」
沖「反省してまさァ。俺のAを旦那の背中に乗っけることになっちまって」
銀「そこじゃねぇだろォオ!」
土「まあまあ」
銀「まあまあじゃねぇわ!お宅の子、ちゃんと教育してくださいよ、ほんと」
土「はいはい。叱っとく」
銀「テメェもなんでスッキリした顔してんだよ」
土「…別に?」
沖「俺らの聞いてシコ「言わせねぇよ!つか、テメェらマジで汚らわしい!」…旦那には言われたくねぇでさァ」
銀「もう帰る!」
沖「さいならー」
土「気をつけてなーA」
銀「もうすでに意識失ってんだよ!気をつけれねぇよ!」
ったく。
ゴリラから電話があって何事かと思えば、Aが起きないから迎えに来いって。
意識飛ばすまでするなんて羨まし…なんて奴だ!
「んー…」
銀「はぁ。気は重いし、お前は重いし…」
屯所からウチまで結構あるからね。
だいたい車で送れっての。
「ん…総悟?」
銀「お前の愛する銀さんだよ」
「あー…別に愛してない銀ちゃんか。何してんの」
銀「何してんのじゃねぇわ。お前迎えに来てやったんだろ」
「あー…ん?私…あーそうか、あーそうだ」
銀「お盛んなのは結構ですけど、迷惑かけんのだけはやめろ」
「…すんません」
銀「あー重たい」
「あ、降りる降りる」
銀「腰痛むだろ」
「え、あ、うん。さすが銀ちゃんだね。気遣いが慣れてる」
銀「どういう意味だコラ。俺は女が立てなくなるまでしねぇよ」
「キモ」
銀「川に投げ込んでやろうか?」
「今の言葉撤回します」
そう言ってぎゅうっと更に強く俺に掴まる。
…こんな時ですら、いやこんな時だからこそ、こいつの胸が当たることに俺はムラムラしてやがんの。
大きくなったよな、確実に…総一郎くんのおかげで。
「銀ちゃんの背中安心するわー」
銀「当たり前だろ」
「好きだなー……………総悟の次に」
銀「…やっぱ川に落とすわ、お前」
「やめてェエエっ」
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作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時