ペースを乱されるドS王子 ページ29
土「…ってことらしいわ」
沖「ったく。天人の薬なんてどうして飲んだんでィ」
「私が飲んだんじゃないもん。銀ちゃんがキスしたから」
土沖「「は?」」
「薬飲めないって言うから口移しであげたら、そっから濃厚なキスされて…それで移ったんだよ」
土「おいおい」
沖「素直に言い過ぎだろィ」
ホンネデールというか、正直者にイイスギールだわ。
沖「土方さん、夕飯まで誰も部屋に入れないでくだせェ」
土「あんま、無理させんなよ。一応熱あんだし」
沖「わかってまさァ」
さてと。
どうしてやろうか、このクソアマは。
「総悟、好き」
沖「知ってらァ、んなことは」
「どこが好きかっていうと、まず顔でしょ?それからその赤い瞳…見つめられるだけでほんときゅんきゅんしまくりで、」
急に俺への愛を語り始めたA。
「それからその髪。サラサラでいい匂いするから好きだし、それとこの手。華奢なくせに男らしい手してんのがたまんないの。それで撫でられるともう…ね。だめだ、言葉に表せられない…」
沖「恥ずかしげもなく…」
「ほんとに好きなんだよ、総悟のこと」
沖「わかったっての。こっちが照れるやィ」
あまりの恥ずかしさにキスでごまかす。
「もっと、欲しい」
本音ダダ漏れすぎだろィ。
薬の効き目、すげェ。
沖「途中でやめてはなしな」
「うん」
いつも以上に激しいキスに俺まで余計に興奮してきた。
…熱があろうが関係ねェ。
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作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時