吸血鬼かゾンビか ページ24
「…」
翌朝。
総悟が珍しく早く起きてると思ったものの、まだ眠いから目瞑ってたままにしてたら…
沖「(可愛い顔してらァ)」
「…」
私の顔に穴開くんじゃないかってぐらいじーって見つめる視線が突き刺さってる。
沖「(あームラムラしてきた)」
「…」
これ起きた方がいいんだよね、たぶん。
なんか嫌なオーラがバンバン伝わってくる。
いや、でも起きたら起きたで何か言われそうだし…
あーどうするかな。
土方さんとか起こしに来てくんないかな。
沖「(ムラムラするから寝込み襲うか。いやでもあんまりがっつくのもよくないって旦那に言われてるし、でも今すぐめちゃくちゃにしたい…昨日も散々めちゃくちゃにしたけど)…やっぱ我慢なんて無理」
そう聞こえたと思ったら布団を剥がされ組み敷かれる私。
「え…、ちょ!」
沖「あれ、起きちまったかィ」
「そ、そりゃ起きるでしょ。何してんの?!」
沖「何って今から愛し合うんだろィ」
「昨日も愛しあったじゃんか」
沖「…」
「な、なに?」
沖「やっぱり今からする」
「は?なんで?」
沖「俺がしたいから」
「朝だよ?ねぇ、今朝だよ」
沖「知ってらァ。明るいし」
「だ、だから、明るいうちにやるの恥ずかしいから無理」
沖「恥ずかしいって、Aの裸はもう隅々まで見てらァ。なにを今更」
「あーあー。そういうこと言わなくていいから」
もー朝っぱらから普通にそういうこと言うなっての。
ここは一発殴って逃げるか…
もうこれ以上やられたら私の身体がもたない。
沖「…(カリッ)」
「痛ぁいっ」
首筋に思い切り噛み付いた総悟。
血出たよ、絶対。
めっちゃ痛い。
沖「えろい」
「変態かっ」
沖「変態でィ。知らなかったのかィ?」
知ってますよ、総悟が変態なのは。
沖「血、止まんねェから舐めてやらァ」
「んっ」
もう…好きにして。
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作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時