正座出来るのは長くて三分です ページ3
「…痛い、ものすごい痛い…ねぇ、痛いよ?ねぇ、痛いんだけど」
数分後。
Aがブツブツ言ってらァ。
足が痺れてきたんだろィ…ざまァ。
「ねぇ、総悟」
沖「…」
「ねぇ、起きてるよね?絶対起きてるよね?」
沖「…」
動いたら切腹という言葉に、動かず耐えるこいつはやっぱり犬だな。
「足崩していい?」
沖「ダメに決まってんだろィ」
「起きてんじゃん!」
沖「今起きたんだよ」
「じゃあどいて。もう足限界」
ぐいぐい押され、Aの太腿から落とされる俺。
…せっかく気持ちよかったのに。
「あー…だめ、痛い…っ」
沖「…」
「ちょ、絶対触んないでよ!絶対!」
そんなのフリにしか聞こえねェ。
芋虫みたいにもぞもぞしてるAの足を思いっきり抓る。
「ぎゃあああああっ!」
あー…ドS心めっちゃくすぐられる。
痛みに悶える姿はムラムラさせる。
沖「…」
「ちょ、マジでやめろコラァア!なんかオトコの顔になってるし!近寄るなァアっ」
じりじり近づけば、足を引きずりながら必死に逃げるA。
沖「足の痺れなんて気にしないでいいようにしてやらァ」
「は?ちょ!や、め…っ!」
Aに覆い被さり、深いキスをしてやる。
こいつはいつになったらキス上手くなるんだ。
ぎこちなく逃げ回る舌は俺を更に興奮させるため?
「ん…っ、ふ…」
沖「逃げんじゃねェ、」
「そ、ん、…むり…っ、アホっ」
Aの言動ひとつひとつが俺を刺激するの知ってんのかィ?
お前のその声、息、それからそのとろんとした目。
俺の服の袖をぎゅっと握るその手と、もじもじしてるその脚も全部俺の体温を上げる。
沖「声、我慢しろィ」
隣に土方さんがいるんだ。
普通の話し声ならまだしも、お前のそのいやらしい声だけは絶対聞かせたくねェ。
「んん…っ、む、り…ぃいっ」
沖「俺の指咥えとけバカ犬。噛んだら殺す」
「犬じゃな…ぃいい…ふあっ、」
子供は無条件でおんぶされていい存在→←犬でもなければ枕でもない。って名言集に入れてもらえます?
82人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時