愛する人の匂いってどうしてこうも愛おしいのか ページ18
「土方さん、ありがとね」
土「絶対総悟には言うなよ」
「言わないよー消されるもん」
次の日。
総悟がまだ寝てる間に私は土方さんの部屋にやってきた。
浮気じゃないよ？昨日の写メを貰いにね。
土「帰る前に総悟起こしていけよ」
「はいはい」
総悟の部屋に戻ると、さっきまで寝てたはずの総悟がいない。
「あれ？」
厠？まぁ、少し待っとくか…
と、ふと目についたのは総悟が脱ぎ捨てたであろう寝巻き。
「…」
それを手に取り、くんくんと匂う。
言っとくけど変態じゃないよ、私。
でもさ、好きな人の脱ぎたての寝巻きって…なんか匂いたくなるっていうか…ね？
総悟の匂い、好きなんだもん。
「いい匂い…」
ぎゅーっと抱きしめてみると、まるで総悟を抱きしめてる気分…
カシャッ
「え、」
音のする方を見れば、携帯片手にニヤリと笑ってる総悟と土方さんの姿…
「いやァアアアア！」
ちょ！マジか！恥ずかしすぎる！
総悟の寝巻きにくるまり顔を隠す。
沖「A、なに可愛いことしてんでィ」
土「会議、"あんま"遅れるなよ？総悟」
沖「へい」
土方さんの"あんま"会議遅れるなよってどういう意味…？
沖「A、バッチリ撮ったぜィ」
「あーもうやだ。消して！」
沖「いやでィ」
「重い！乗るなっ」
沖「そんなに俺が好きかィ？」
「好きで悪いか！」
沖「悪い。責任取れィ」
「責任って、」
沖「朝だろうが関係ねェ」
てことで、私はどうやら食われるそうです。
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作者名：浅井 | 作成日時：2020年4月27日 14時
