ババ抜きは3人からが面白い ページ1
「ねーねー」
沖「…」
「ねーねーねー」
沖「…せぇ、」
「ねーねーねーねー」
沖「…るせェ、」
「ねーねーねーねーねーねー」
沖「…うるせェエエ!上に乗んな重い!」
「私暇なんだけど」
沖「…俺ァ、徹夜明けなんでィ。つまんねェなら帰れ」
ポイっと総悟の部屋から追い出される私。
え…つきあいたてのカップルってもっとイチャイチャするもんだよね。
どの雑誌にもつきあって三ヶ月が一番楽しいって書いてあったもん!
それなのに…なんなの、この仕打ち!
「あっかんべー」
土「何してんだ。とうとう頭おかしくなったか?」
「あ、マヨ方さん」
土「総悟、いなかったのか?」
「いたよ。いたけど徹夜明けだから眠いって」
土「まあ確かに徹夜明けは仕方ないな」
「…マヨ方さんも徹夜明け?」
土「そうだ」
「眠くないの?」
土「俺は慣れてるからな」
「じゃあ私の相手して」
土「ガキの相手してる程暇じゃねぇんだよ」
「いいじゃんかートランプしよ」
土「トランプて。万事屋でやれよ」
「今日みんな用事で誰もいないんだもん」
土「(捨てられた子犬みたいな目すんじゃねぇ)…一回だけな」
「ほんと?!やったー!」
てことで、マヨ方さんの部屋にれっつごー。
土「何すんだ?」
「ババ抜き」
土「定番」
「でしょ。さぁ、ババは誰かなー」
土「お前だろ、ババ」
「さ、さぁ、誰かな?」
土「二人しかいねぇんだから俺が持ってなきゃお前だろ」
「…あ、そうか」
土「ほんとバカだな、お前」
「バカな子程可愛いって言うんですぅ」
土「まあ確かに可愛いな」
「え、」
土「頬を染めるな」
「まさかマヨ方さんからそんな言葉が出るとは思いもせず…」
土「お前、見た目だけは可愛いからな」
「いや、もういいっす。ほんと、見た目可愛いのは自分でもよくわかってますから」
なんかほんと恥ずかしい。
普段言われてないからか?
ドギマギしながらババ抜きは進んでいく。
土「可愛いなーAは」
「ちょ!しつこい!」
土「可愛いぞー」
「も、ちょ…」
だめだ。
この人のSスイッチを押してしまったらしい。
私が照れるのがそんなに面白いか?
「変態ロリコン野郎!」
土「お前んとこの天パと一緒にすんな。はい、俺の勝ち」
「あー!!もう一回!ラス1!」
土「今度は負け犬の遠吠えか。やだね」
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作者名:浅井 | 作成日時:2020年4月27日 14時