【銀魂】私の恋人は真選組一番隊隊長 (ページ21)

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ござるでござるページ21

「ここは…？」

万「気づいたでござるか？」

「ござる？」

あーここはどこでござる？
このござるの人は誰でござる？

「あなたは？」

万「河上万斉でござる。貴殿とは前に会ったことあるでござるよ」

こんなござるの人会ったことあるっけな？

「私、家に帰る」

万「無理でござるよ。見張ってろと言われてるでござる」

「さようでござるか。でも私は帰るでござる」

万「真似をするなでござる」

いやほんとこんな遊んでる場合じゃないわ。
帰りたい。

ま「A！」

「あ、まーちゃん」

ま「まーちゃんって言うなって言ってるっス！」

「ごめんごめん。てか、私帰りたい」

ま「Aより私の方がまだ胸あるのに！って、胸大きくなったっスねー」

「揉むな揉むな」

万「どれ、」

「どれじゃねぇよでござる！」

万「ぶほぉっ」

ま「ったく。なんで晋助様はAばっかり…」

「いや、前にも言ったけど、私は晋助くんのこと何とも思ってないしね？それに今彼氏いるの、私」

ま「え？！」

「だから、帰りたいの」

ま「なんだ彼氏いるならいるって早く言うっス！だから胸大きくなったんスね！もー」

あ、ここで一つ。
まーちゃんこと、来島また子。
晋助くん率いる鬼兵隊の紅一点。
晋助くんのことが好きでたまらない可愛い乙女。
あいつが私に好意を持ってるのはなんとなく分かってて、まーちゃんからも嫉妬されてるのは知ってる。
それを今回うまく使ってみましたっていう話。

ま「こっちに来るっス」

「ありがと、まーちゃん」

普通に出会ってたらきっと普通に親友になれてる気がするのは私だけかな。

銀「Aー！」

「あれ、銀ちゃんの声？」

ま「A、早くこっちっス！」

「あ、う…ぎゃあっ」

ま「A？！し、晋助様…」

あーあ…捕まっちゃった。

晋「何してる」

ま「あ、えと、」

「私が家に帰してって言ったから帰り道教えてもらっただけ」

晋「家はここだろ？」

「違うし。住民票見て！」

晋「ごちゃごちゃうるせぇよ」

「あ、そうだ。銀ちゃんは？！さっき声聞こえた！」

晋「あー。あいつやっぱりくっついてきたのか」

「ちょ、銀ちゃーん！」

晋「静かにしろ」

「やだ、銀ちゃ…んんっ！」

もう一回叫ぼうとした瞬間、晋助くんの唇が私の口を塞ぐ。

「んー…っ！」