第十一話。 ページ12
「で、結局お前は何者なんだ？」
いやまずお前の秘密から教えろよ…と思ったが、
せっかく契約してくれたんだ、このくらい見逃してやろう。
「じゃあ、いまきゃらわたちがいうことにちゅっこまないできいてね〜。」
私はそう言うと、単刀直入に説明した。
「わたち、てんしぇいしゃでーす。」
「…は？」
まぁ、そうなるよね！
お決まりのは？いただきましたぁ〜！
「テンセイシャ？ってなんだよ。」
「だいしぇーれーのくしぇになんもしらねーのな。」
「お前、チビのくせに口悪ぃな。」
だって中身は大学生の女ですから…！
しかも彼氏も彼女もいたことない、寂しい非リアですから。
そりゃ口も悪くなりますわ。
なんていうことはちょっと置いておいて、ウルキオに説明を始める。
「わたちのたまちいは、こことはべちゅのしぇかいからきたものなんらよ。」
「…つまりお前は、異世界人、って奴だってことか？」
おぉ、意外に物分かりがいいじゃないか、ウルキオ少年！
「しょーゆーことー。」
「待て待て、なんで異世界人の魂が、お前みたいなただのチビの中に入ってんだよ？」
ウルキオは呆れたような眼差しで私をじろじろと見た。
ハァ…ウルキオ少年…。
「しょんなのわたちがききたいくらいだよまったく。なんれただのだいがくしぇいのわたちがこんなあかごのなかにはいらなきゃいけないんらか。」
「ダイガクセイ？なんだそれ？」
「りっぴゃなしゅくじょだってことらよ。」
訳：説明がめんどい。
「お前のどこが淑女なんだか。赤子の皮を被った狼の間違いだろ。」
まぁ…それは言えてるわ。
「つーか、お前、もっとちゃんと発音できねーの？聞き取りづらいったらありゃしねーよ。」
こっちだって好きで赤ちゃん言葉言ってるわけじゃねーんだよガキんちょ。いい加減にせぇよ？
「れんしゅーちゅー。」
「早く上達しろよなー。」
それよりさっさとてめーの秘密を話さんかィ！！
私は無言の笑顔で圧をかけてみた。
「…はぁ、わかってるよ、俺の秘密だろ？言われなくても教えてやるって。」
私はなんも言ってねぇけどな？
なんてことを思いながら、ウルキオが話し出すのを待った。
「そもそも、精霊って何か、知ってるか？」
「え？」
精霊は一つの属性しか使えなくて…
だがその分、魔法の力は人間よりも何倍も強い…
…………あれ？
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ポチ - そうだったんですね。ごめんなさい。こちらこそ、勘違いしました。明日も寒いらしいので体調には気を付けて下さい。 (2023年2月15日 17時) (
レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - ポチさん» お久しぶりです。こちらは復讐ものの小説の中に入ってしまった主人公のお話であり、この小説自体が復讐系のお話なわけではないです…。申し訳ありません。 (2023年2月15日 16時) (レス) @page27 id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんにちは。お久し振りです。こちらも復讐系ですか。私、復讐系好きですよ。 (2023年2月15日 14時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 桜都葉さん» あはは。あー、私もそのくらいしか覚えてませんよ。（※一応作者です）そもそも覚えられないような名前をしてるのがいけないんです（※名前を考えたのはこの人です）はい！更新頑張ります！ (2023年1月30日 13時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
桜都葉 - キル坊さん» あ、なるほど。二人じゃなくて良かった。(←ちょっとコイツ罰あたり)登場人物…恥ずかしながらレオンフィーナちゃんとウルキオしか覚えてない…。神の名をすべて忘れた！なぜだ！？(←罰あたりだし、頭の容量少ないから)更新、頑張ってくださ〜い！ (2023年1月29日 0時) (レス) @page17 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キル坊 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okitakarum1/
作成日時：2022年12月28日 14時
