第九話 ページ10
「オイ、邪魔アル。どけよバカ兄貴。」
どこからか、可愛らしい声が聞こえた。
ふと声のする方を見るとアホ毛くんにそっくり…いや、アホ毛くんより数万倍可愛い女の子が立っていた。
アホ毛くんと同じ綺麗な赤い髪、アホ毛くんと同じ綺麗な澄んだ碧い瞳。
私には彼女が天使に見えた。
「バカはお前だろ?こんなにスペースがあるのに通れないのか?あぁ、そうか太ったんだな。」
お前レディに対してなんてこと言うんだ。
しかし、これはチャンス!
『さらばだアホ毛くん!』
「うわっ!?待ってよ!」
私はアホ毛くんをひっくり返し、逃げた。
『可愛らしい可憐なお嬢さん!ありがとう!』
そう帰り際に叫びながら。
「ぷぷ、振られてやんの。」
「そもそも彼女じゃないし。お前が居なきゃ逃げられてもないよ。ほんとお前って邪魔しかしないね。」
「だろうネ。あんないい子がお前の彼女な訳ないアル。逃げられたことを妹のせいにすんなヨ。お前の実力ネ。」
「うるさいな。あいつのどこが良い子なの。」
「だって私のこと可愛らしい可憐なお嬢さんって言ってたアル!」
「それはあいつの目が腐ってるんだよ。」
「なんだとォ!」
――――――――――――――――
『っは、はぁ!あ〜アホ毛くんのおかげで朝から疲れちゃったよ。どうしてくれるんだよコノヤロー。』
そうアホ毛くんのことを愚痴ってるとまた人にぶつかった。
デジャヴかよ。
もう謝る気力なんてねェよ。
うっかりそのままスルーしてしまった。
「オイ、人にぶつかっといて一言も言わねぇなんてどんな教育受けてんだィ。」
肩を掴まれた。
あー、マジで今の私に絡むなよ。
どうなっても知らねーよ?
『どんなだろうね?』
「!ほォ、俺に盾突こうってのかィ。俺が誰だかわかってんのかィ?」
ギロリと睨みながらそう言えば、そんなことを言われた。
知らねぇよお前が何者かなんて。
知りたくもねぇよそんなん。
誰もがお前を知ってると思うなよガキんちょ。
「随分な言いようだねィ?」
え、口に出てた?マージかぁ別にいいけど←
『で、結局誰なんだよ、お前。』
「風紀委員の沖田総悟でさァ。」
沖田総悟…どっかで聞いたことあるなぁ…
あ!
『あーあー、思い出した!お前あれじゃん、なんだっけ、イケメントップ3に入る奴!そしてあれだ、ドSさナンバー1の腹黒王子じゃん!』
「思い出したって言った割にはあれだとか入ってたな。」
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キル坊(プロフ) - 十四松saikouさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ですが、こちらの作品は銀魂の夢小説なんです…すみません。作品が完結できたら新しい夢小説を書こうかなと思っているのでそちらをおそ松さんの夢小説にさせていただきます! (2022年6月20日 8時) (レス) id: 811c0a9312 (このIDを非表示/違反報告)
十四松saikou - 作品名に惹き付けられました!おそ松さん大好きなのでこういう小説はよく読みます!更新頑張ってください! (2022年6月19日 18時) (レス) @page4 id: 8e02c4fff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キル坊 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okitakarum1/
作成日時:2021年11月13日 18時