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第四十六話 神楽サイド ページ47

最近…Aの様子がおかしいアル。


話しかけてもぼーっとしてるし、ずっと難しい顔してるアル。


Aは違うって言ってたけど、きっと神威が何かしたに違いないネ!


「オイ、神威!!」


馬鹿兄貴の部屋の扉を強く叩いた。


「なんだよ。お前がノックすると扉が壊れるだろ。」


バカ兄貴が不機嫌そうな顔で出てきた。


「オイ、神威!お前…Aに何したアルか!?」


直球にそう聞いた。


神威の眉間に皺が寄る。


やっぱり何かしたアルな!!


「…なんでそう思うんだ?」


「A…最近ずっと何か考え込んでるネ!Aを困らせる奴なんてお前かクソサドぐらいしかありえないアル!」


「考え込んでる?」


顎に手を当て何かを考えている素振りを見せる神威にさらに文句を言う。


「A…すごく辛そうアル!何かやらかしたならさっさと謝るネ!今すぐ謝るネ!」


「…あいつが俺を避けてるんだ。謝ろうとしても謝れないんだよ。」


神威はそう小さく呟いた。


「謝ろうとしてるってことはやっぱり何かしたアルな!!」


「………お前には関係ないだろ。」


神威はそう言うとぷいっとそっぽを向いてしまう。


「関係あるネ!!Aは私の友達アルよ!!」


「友達…?」


神威は私の言葉を聞いてハッと鼻で笑った。


「お前、気づいてないのか。」


「?何にアルか!?」


「そんなことにも気づけない癖して、よくあいつの友達だなんて言えるな。」


「お前っ!!」


怒りのあまり神威の胸倉をつかんだ。


「だから、言っただろ、お前には関係ないって。」


「関係あるネ!!」


「ないね!!」


神威が珍しく声を荒げた。


「俺はお前よりも長い時間、あいつと一緒に居た。だからわかる。あいつはお前に心を開いてないってね。」


「なに、言ってるアルか。」


「それもわからないのか?感じたことはないのか?あいつと話してるときに、あいつが一線を引いているって。取り繕った笑顔を向けられたことにも、お前は気づかないのか?まぁ、仕方ないか。」




お前は一度もあいつに心を開いてもらったことがないんだからな。




「っ!!神威ィィィイイ!!」


目の前が真っ赤になった。



神威が言ってることの大半は理解できなかったけど、


それでもなぜか、悔しくて、腹が立った。




私はその日、神威と殴り合いの喧嘩をした。

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設定タグ:神威 , 銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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キル坊(プロフ) - 十四松saikouさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ですが、こちらの作品は銀魂の夢小説なんです…すみません。作品が完結できたら新しい夢小説を書こうかなと思っているのでそちらをおそ松さんの夢小説にさせていただきます! (2022年6月20日 8時) (レス) id: 811c0a9312 (このIDを非表示/違反報告)
十四松saikou - 作品名に惹き付けられました!おそ松さん大好きなのでこういう小説はよく読みます!更新頑張ってください! (2022年6月19日 18時) (レス) @page4 id: 8e02c4fff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キル坊 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okitakarum1/  
作成日時:2021年11月13日 18時

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