第二十三話 ページ24
…いやいや待て待て。何を言っているのかなこのお馬鹿さんは。
何企んでんだコイツ…読めない、何を考えているのかさっぱり読めない!!いや怖い怖い何なのガチで!!
そんな私達の会話を聞いていた友達はきらきらと目を輝かせてこちらを見る。
「あっ、私用事思い出したからちょっと行ってくるね!!」
『は!?いや待って…って、足速っ!?もういない!?』
くっ、逃げ足だけは異様に速いんだから…。あー、色々誤解されたな。どうしよう。どうしてくれるんだこの悪魔め。
「さて、二人きりになったんだし、アンタの事色々教えてよ。」
『あのさぁ…前にも言ったけど私を地獄に堕とすなんてマネ、君にはできないよ。わかったらさっさと諦めなよ。』
相変わらずのアホ毛くんの様子にため息を吐きながらそう言う。
しかし、アホ毛くんの反応は私の想像とは全く違っていた。
「あー、そのことならもう気にしないでよ。俺はもうアンタを地獄に堕とそうなんて思ってないから。純粋にアンタと仲良くなりたいだけさ。」
『は?』
思わずアホ毛くんの顔をまじまじと見てしまう。いつ見ても可愛らしい顔立ちだ。
いやそうじゃなくて!!ホントに読めないわ、何なのこの子!!誰か教えて、この子は一体何を考えているの!?
『あー、そういう手段取ってくるのね?わかった、わかんないけど、わかった。』
「何もわかってないだろ。単純に仲良くなりたいって言ってるんだよ。」
『貴方それで仲良くなれるとお思い?この前まで地獄に突き落とそうとしてきてた野郎と仲良くできるとお思い?』
「過去は水に流しなよ。過去に囚われてたら未来へ進めないよ。」
『一体誰が君にそんな言葉を教えたんだい?』
「俺の母さんさ。」
『お前の母ちゃんは一体どんな人生を歩んできたんだよ…。』
誰か助けておくれ。この訳の分からない現状から。
「オーイ、てめーら。こんな所で何してるんでィ。」
オイオイ、助けてくれって言ったんだよ。第二の悪魔を送ってくれとは頼んでないんだよ。
「ちょっと楽しくお話し中さ。引っ込んでてよ。」
「そうはいかねーな。俺も混ぜろィ。」
『何なの君たちは、何、怖いよ!!そんなに仲良しゴッコがしたいなら二人だけでやんな!!私は去る!』
アホ毛くんだけでなく、不良風紀委員も様子がおかしい。私を間にして二人で火花を散らすって傍から見たら私を奪い合ってるみたいじゃん。あらぬ噂が立つからやめてくれ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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キル坊(プロフ) - 十四松saikouさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ですが、こちらの作品は銀魂の夢小説なんです…すみません。作品が完結できたら新しい夢小説を書こうかなと思っているのでそちらをおそ松さんの夢小説にさせていただきます! (2022年6月20日 8時) (レス) id: 811c0a9312 (このIDを非表示/違反報告)
十四松saikou - 作品名に惹き付けられました!おそ松さん大好きなのでこういう小説はよく読みます!更新頑張ってください! (2022年6月19日 18時) (レス) @page4 id: 8e02c4fff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キル坊 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okitakarum1/
作成日時:2021年11月13日 18時