元姉さん

sister_28 ページ29

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｢あはは...土方さん､だっけ､久しぶりだな｣

土｢買い出しか？｣

｢まぁそんなとこだ､そっちは？仕事中のようだが...｣





この間とは違い隊服を着ている｡様になるな｡






土｢見廻りついでにストックを買いにな｣

｢...なんのストックだ？｣



いや､マヨネーズなのは分かってる｡だけど今の私はAAな訳であって土方十四郎が生粋のマヨラーなんて事は知らないのだ｡知りたくないけど｡





土｢マヨネーズだ､お前もか？｣


なんで私がマヨ買いに来たと思ってんだよコイツ､スーパーにいる全員がマヨ買いに来てると思ってんだろやっぱ馬鹿だったよ相変わらずだな...




｢いや､今日は卵と豆腐を頼まれたんだ｣

土｢...そうか｣



いやしゅん...てしないでくんない！？こっちが悪い事したみたいじゃんつーかマヨネーズ如きに左右されすぎだろ鬼の副長！！




｢っあ〜でも今日マヨ使った料理作ろっかな〜家にあるんだよな〜｣

土｢本当か...！｣



お前単純過ぎんだろ鬼の副長の欠片もねーじゃんよく今まで騙されなかったな！？だめだこのマヨラー､パジャマにマヨ柄着るタイプだよなんなのこの27歳






(ま､まぁ適当にあしらっておけば関わりも無くなるだろう...早く帰らないと)




｢あーっと､私他にも買うものあるから､じゃ｣


ダッシュでその場を離れ買う物を籠へ入れていく

















(卵､豆腐...あと､)

























土｢粉チーズ？｣

｢ぇわっっ！？｣





真横から聞こえた声に驚いて変な声が出た





｢え､な､なんでいんの｣

土｢.....｣



いやだんまりだけは辞めてくれないかな！？




｢え､なにこれ嫌なんだけど帰っていいかな､｣



回れ右をしてレジへ向かう




店｢レジ袋は｢いらないですレシートも！｣｣





エコバッグに入れて店を出｢うわァァァ！！｣



出た入口の真横に立っていた土方





｢じ､じゃあ土方さん､私はこれで｣



逃げるように立ち去る｡暫くして歩くスピードを落としてふぅ､と一息｢んで逃げてんだよ｣

｢ぎゃぁぁぁぁあ！！！！｣





｢え､なんでいんの､え､なんで着いてきてんの｣

土｢そりゃァ目の前で人が逃げたら追いかけるのが警察の仕事ってもんだろ｣

｢やましいことがあった訳じゃないわ！！｣

土｢ふぅん？｣





なにこれすごい突っかかってくるじゃん関わり持たないどころかとんでもない茶番見せることになりそうなんだけど




｢ヘルスミー！｣

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