sister_14 ページ15
､
｢...ナニコレ｡｣
銀｢宇治銀時丼だよ､お前も食うか？｣
口にそれを運ぶ俺を凝視するA
白米にあんこ？と得体の知れないものを見たような顔だ､失礼な｡
｢あーいや､辞めておくよ｡おばちゃん､私も注文いいか？｣
｢なんだい？｣
耳打ちをして料理を頼んだAににこりと笑って準備に取り掛かるおばちゃん
銀｢あのマヨラーとか沖田家で育ったって事はお前も変な味覚してんの？｣
｢マヨ丼とか姉さんの七味のことか？流石に無いな｡私の味覚は正常だよ｡つーか銀さんにだけは言われたくないんだが｣
ふーん､と相槌を打ったとき彼女の目の前に置かれたものに箸が止まる
｢はい､粉チーズ丼｣
｢まさかここで食べられるとはな...ありがとうおばちゃん｣
いただきます､と手を合わせて箸を取るAを慌てて止める
銀｢待てェェ！！それなんだよ！？｣
｢だから粉チーズ丼だってば｣
銀｢はぁ！？白米に粉チーズかけてんの！？｣
白米の上に山盛りになった粉チーズ､それ以外は何もない
銀｢なにが味覚変じゃねェだよ思いっきり狂ってんじゃねーか！｣
｢あんただけには言われたくないわ！！｣
"それ"を口に入れた彼女の顔は満面の笑みに変わる
｢ん〜〜〜！久しぶりに食べたけど最高だな｣
｢はは､ゆっくり食べなさいよ｣
銀｢いやいやおばちゃんもなんで普通に受け入れてんの？！｣
｢銀さんと言い土方さんと言い､もう慣れたよ｣
そんな会話を気にせず横で粉チーズ丼を食べ進めてる
｢銀さんも食べるか？｣
差し出された丼を一口貰ってみる
銀｢...不味くも美味くもねーな､全部食うと胸焼けする｣
｢何言ってんだ銀さん､粉チーズは誰もが好む調味料だぞ？熱々のごはんに触れてる部分は溶けていてその上は粉チーズそのものの良さを味わえる｡これを絶品と言わずしてなんと言う？｣
｢あいつと同じ思考してやがる...こいつらと一緒にされる俺の身にもなれってんだ｣
｢いやいや､私が1番正常だろ｡白米にあんこ？マヨネーズ？それを隣で食べられる私が1番可哀想だよ｣
土方とのいつもの口喧嘩よりは穏やかだが盛り上がる丼トークに店主も苦笑いだ
銀｢とにかくあのマヨ丼だけはねーな､食べれたもんじゃねェ｣
｢いや､銀さんのも...｣
一口貰うぞ､と俺の丼を食べる
｢.....おはぎ作るのが面倒になった結果､みたいな｣
銀｢ナメてんのかお前｣
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わか(プロフ) - 華さん» 華さんはじめまして､コメントありがとうございます！そう言って頂けて幸いです｡更新頑張らせていただきます...！´`* (2021年2月8日 7時) (
レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - わかさん» はじめまして！楽しく読ませて頂いております！次回更新楽しみです！！ (2021年2月7日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ちゃちゃさん» ちゃちゃさんありがとうございます！最近は調子がいいので今のうちに沢山更新しますね´`* (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 光華さん» 返信遅れてごめんなさい(TT)ありがとうございます頑張ります〜！！ (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！もう最高です！ (2021年1月23日 9時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年11月27日 7時
