【wrwrd！】群青。 (ページ9)

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8話ページ9

gr「トン氏、詳しく状況を話してくれるか？」

戻ってきたトントンに、俺はそう言った。

トントンは少し動揺しているのか
tn「せ、せやな」と掠れた声を出した。
まぁ動揺しているのは俺も同じだが。

tn「俺が鬱先生の部屋のドアを
思いっきり開いたら誰もおらんかった…
それと…言い難いんやけど…」

gr「？」

tn「机の上にこれが置いてあって…」

と、渡されたのは

gr「…インカム…！？」

インカム。幹部全員に
支給されているものであり
知り合いのマッドサイエンティスt…
ゴホン。知り合いの科学者に作ってもらった
特別製のものだ。

これにはGPSが搭載されており、
付けているものの場所が把握できるように
してある。万が一の時のための対策として、だ
それを外しているということは___

否、あくまで憶測。憶測での話だ。

……逃亡？

…自体は思ったより深刻だったようだ。
ゴクリ、と唾を飲む。

gr「…逃亡に思い当たる節はないしな…」

…が、流石に大先生であったとしても
インカムを置いて
外に出るなんてことしないだろう←
そこまでガバるはずが無い←
根は真面目な奴だからな。←
そこは信頼している←

gr「…これは皆に話した方が良さそうだな」

俺ら(トン氏と俺)誰で

解決できる問題じゃなさそうだ。