【d!】超能力少女と我々だ！ (ページ7)

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4の話.困惑ページ7

『わ、我々国っ！？…ここが！？』
「？何をそんなに驚いてるのさ君」

しんぺい神さんは不思議そうにコトンと
首を傾げる仕草をする。

い、いやいやいやいや…

まさか…そんなまさかだけど私…

一番初めの逃げたシーン(1話目)で
自分のいる国から国境超えたのかよ！？
↑Aのいる国は我々国のちょうど
右隣に位置する隣接国です。

確かにめっちゃ走ったけど！
なりふり構わず走ったけど！
某文豪バトルの
死にたがりの元最少年マフィア幹部の
リアルな作品の「走れメ〇ス」の
メ〇スの如く走ったけど！

気付かぬ間にまさか国境超えてたとか…
なにそれどんなマラソンですか…

それはまぁ、良しとしよう
(全く良くはないけど)

…じゃあ、何でわざわざ
そんな隣の国の軍の要塞の医務室に私が？

私の表情から読み取ってくれたのか
しんぺい神さんが…
「ああ、それね。
実は君ここ…まぁ言えば軍の要塞の前で
衰弱して倒れてたんだよ。瀕死の状態で。
それを我らが［総統］
グルッペン･フューラーが連れてきたんだよ
で、僕も一応軍医だからね。
君を看病したってワケ。」

『総統！？』
待て。
軍の総統！？そんな偉い人が私を…
…助けてくれた？

昔のこともある。
私はつい思ってしまった。
…私の『能力』を利用するために
連れてきたのではないのか、と。
…その考えが本当か嘘なのかは分からないけど。
やはり、深くは信用出来ない。

治療してくれたのには勿論感謝してる。
本当に嬉しいのだけれど。
経験上、人は簡単に
理解してはいけないということを
私は痛いほど理解している。
…しんぺい神さんも、
悪い人ではないと思うけど。
それでも。
裏切られてしまうのではないかと
怖いのだ。

そんな私の半信半疑な気持ちなど
つゆ知らず。
(と言うか知る気などさらさら無い)
彼はそののほほんとした和やかな声で
全然和まないことを言った。

「じゃあ、行こっか。」
『…ど、どこに？』
「ん？」
「起きたんだから、
［総統］に挨拶しに
行くに決まってんじゃん。」
『ええええええええええええええ！！？』

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補足説明

我々国について

『我々国』とは。

軍事力が優秀な国。
多分戦って勝った国はほとんどいない。
(戦争強いんだよなぁ)←人事
我々国軍の詳細は謎に包まれている
Aのいた国の隣の国。
後、さり気に文ストネタぶっ込みました。
知らない人、スミマセン