【d!】超能力少女と我々だ!３ (ページ5)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:27,756 hit

78話.名案ページ5

gr「ちょっと待て、ゾム。」

鬱先生を引っ張って無理矢理にでも

訓練場に連れていこうとするゾムを

グルさんが静止させた。

ゾムはつまらなさそうに

ちぇっ、と言い乱暴に鬱先生を離す。

utu「ああんッ！、痛いっ！
止めてやゾムさん」

zm「…何やねん、グルさん。」

utu「え"!?無視!?」

gr「俺に一ついい考えがある。」

これぞまさに鶴の一声ならぬ、

総統の一声。

私を含めたその場にいた全員が
一斉にグルさんへと視線を向けた。

鬱先生も、黙って彼を見た。

gr「A、
能力の制御上手くできないんだよな？」

A『う、うん。…そう、だね。』

いきなり話を振られて、驚きつつ

何とかそう返した。

するとグルさんはニヤリと魔王の様な

凶悪(に私には見える)笑みを浮かべ、

じゃあ適任だな、と言った。

…何に？

sha「？グルさん話の意図が
全く見えへんのやけど…どゆこと？」

シャオロンと同じく私も意図がわからない。

恐らく他の幹部達も分かってないだろう。

沢山の疑問が飛び交う。

gr「そして、大先生。
お前は【相手の能力を操る】と言ったな？」

utu「…？そやけど、何？」

しかし、周りの様子など毛頭にないのか

また話を続けていく。

…一体何を企んでいる？

グルさんが次に発した言葉は

gr「Aと鬱先生には、これから
1ヶ月間一緒に訓練をしてもらおうと思う。」

utu「は、…」

A「は？」

utu、A『「はぁあああ！！？」』

私たちの想像のかなり斜め上だった。

かなり、って言うか斜め上すぎる。

utu「い、いやいやいや！！何で！？
そうなるん！？
おかしいやろ！？可笑しいって！！」

A『何でこんな人と
訓練しなきゃなんないの？』

utu「さりげなく酷ない？
Aﾁｬﾝ…(ねっとり)」

sha「キモッAに寄んな」

zm「SANチェック？SANチェック？」

私の言い分はともかく←

大先生は

よっぽど訓練が嫌いなのだろうか。

いやいやいや、と首を高速で横に振っている←

どんだけ嫌なんだよ。

それに対してグルさんは全く動じなかった。

ある意味すげぇ←

gr「だってAの能力を無傷で
抑えられるのは今の所大先生だけだ。
Aだって上手く
コントロール出来たら楽だろ？」

A『で、出来れば…』

確かにコントロール出来るようになったら

あんな風に

迷惑かけたりすることも無くなるだろう。

gr「そして、鬱先生。」

utu「は、はい。何グルちゃん？」

文字数の関係上続く…