【6話】 ページ9
「とある日のL組の数学の授業」
「授業始めるぞ」
そう言いL組の教壇の前に立ったのは、A組担任の花館学
花館はクラスを見て、全員居る事を確認すると言葉を発する事無く黒板に数式や文字等を書いていく
幡川と白石はいつも通り、こく無黒板の文字を板書しスラスラとと問題解いている
皆本も同様、少し頭を悩ませつつもノートに文字を書き込んでいる
「腹減ってやってらんねぇ」
小声で如月に話し掛けたのは隣に居た篠原だ
如月は問題だけは板書しているが解く気は無いらしく、篠原に至って板書する気も無いらしい
「もう少しで昼食べれるし我慢しよ?な?」
時刻は4限
篠原のお腹が空くのも無理は無いだろう
先程の時間は、体育で篠原は人一倍動いていた。いつもなら休み時間に何かを口に入れるものの、先生に呼び止められ時間が無かったのである
二人は問題を解くことを放棄し、小声で話し始める
だが、現在は授業中である
しかも、花館の
どれだけ篠原と如月が小声で会話していたとしても5人しか居ない静かな教室で花館の耳に届かない筈が無い
「おい、そこ。無駄な話はするな」
花館は眼鏡の奥の瞳をギラりと光らせ二人を見る
「俺がいつ無駄な話を____」
篠原が花館に反論を仕掛けた時、如月は「先生」と声を出した
篠原には黙っているように伝え、先生に向き直る
「俺達、この問題が難しくてか二人考えてたんですよ。三人入れば文殊の知恵と言いますが、困っているのは俺達だけの様でしたし」
少し目尻を下げて言ってのけた如月のこの言葉は勿論嘘だ
如月の中の天秤ではこの問題を解く面倒さと嘘をつく事では問題を解く方が嫌だったらしい
花館が反論を持ち掛けようとした時にタイミングよくチャイムがなる
「そういう事にしておいてやる。では、今日はこれで終わりだ」
花館の言葉で授業は終わり、その直後教室を飛び出していく篠原
「面倒だな、誰にノート借りようかな」
如月の呟きは誰にも届いて居なかった
この後、幡川か白石か皆本の誰かにノートを借りたのは又別の話
【更新日】
2月26日
【作者名】
チョコレート
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
誰かの落し物だ。
クッキーが落ちていた…
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雨ノ堕天使。(プロフ) - 遅くなり申し訳ありません。更新完了いたしました。 (2018年6月30日 16時) (レス) id: a314f6f16a (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ堕天使。(プロフ) - 更新させていただきます (2018年6月30日 11時) (レス) id: a314f6f16a (このIDを非表示/違反報告)
つゆゆ@がんばる(プロフ) - こちらにも失礼します!もしパスワードが分からず更新できない人は、私のところまでメッセージ等で連絡を下さい。 いつでもお待ちしてます! (2018年6月30日 11時) (レス) id: 3916aeefc5 (このIDを非表示/違反報告)
つゆゆ@がんばる(プロフ) - 更新完了しました! (2018年6月27日 0時) (レス) id: 3916aeefc5 (このIDを非表示/違反報告)
つゆゆ@がんばる(プロフ) - 更新します!! (2018年6月27日 0時) (レス) id: 3916aeefc5 (このIDを非表示/違反報告)
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