僕の世界、君の世界 (ページ17)

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#15 ページ17

Taiga

大「みんなみんなみんな！！燐ちゃんが！！」

優「とりあえず落ち着けって。もうみんな知ってるよ」

頭と心の整理がつかなくて、＂混乱＂の2文字しかなかった。

樹「そういえば燐ちゃん、前会った時ちょっと体調おかしかった。」

ジ「そうなの？風邪っぽかったとか？」

樹「いや、なんか胸抑えて苦しそうにしてて。
本人は貧血だって俺らに言ってたけど。」

慎「元気だった分、俺も樹も心配はしてたよね」

樹「あぁ…」

大「俺、最近直接会えてなかったから全然わかんなかった…。」

そう、電話こそするものの、やっぱり声だけじゃまったく分からなかったので本当に突然の事だった。

北「あいつさ、ここ最近の話だったのかな」

大「え？」

北「いやだって、胸抑えてたんだろ？
どう考えてもただの体調不良じゃないだろそれ」

大「まあ、確かに」

優「誰かさ、病院とか聞いてないの？」

慎「聞いてはいるけど、返ってこないんだよ」

大「そっか。大丈夫かな…」

北「まあ、アイツのことだしケロッと帰ってくるだろ」

そうだな、と樹は返していて、俺もケロッと戻ってくると思ってた。

現実は残酷らしい。