Entdecken ページ24
藍良side
今日はプリンセスの誕生日のお祭り、「星祭り」の日！
屋台もたくさん並んで笑顔が溢れるラブ〜い日だけど、おれたちコズミック王国の騎士団、通称ValKALOIDにとっては1年の中で1番警戒しなきゃいけない日だ。
なぜなら、この祭りはコズミック王国以外から来た観光客も多く、その分盗難、喧嘩、詐欺などが起こりやすい日だから。
ツーマンセルを組むことになった影片先輩と一緒に城下街をパトロールしていると、ここより少し先の店で何やら揉め事が起きていると、通行人が話しているのを聞いた。
「白鳥くん、行こか。」
「はい！！」
その店は、珍しい物ばかりを取り扱っている店で、どうやらその値段が高すぎると客が殴りかかったところから騒動は始まったらしい。
とはいえ、別に法外な値段というわけでもなかったので、殴りかかった客側に責任を問うことになったので、ひとまず客の男を連行することになった。
それにしても、、、
「だからオレは悪くねえって言ってんだろ！！我らが王が復活するためには大事なものなんだ！！！今日の晩飯はカレーって決めてたんだよ！最近狩りに行っても兎が居ねえしよ！！！」
捕らえた男はずっとこんな調子でなんだか変だ。
目はどこか虚で、明後日の方を向いている。
それに会話がほとんど繋がっていない。
「、、、なんなんこの人。祭りでおかしくなってしまったんやろうか。」
「う〜ん、、、みたいですねぇ。冷静ではなさそう、、、」
「まあここで悩んでも仕方ないし、取り敢えず連れて行ってお師さんに相談してみよか。なんか知ってるかもしれへんし、、、」
「ですねぇ〜せっかくのラブ〜いお祭りなのに憂鬱、、、」
「ほんまやわ、、、もうすぐ交代の時間やったんがラッキーやったなぁ。すぐそこに礼瀬くんと風早先輩がおるはずやから、白鳥くん報告してきてもらってええ？」
「了解です！その男のことお願いしますね！」
そう言っておれは報告のために駆け出したのだが、その時に人混みの中にいた美しい髪の少女に目を奪われて、一瞬足を止めてしまった。
ハッとしてすぐ走り出した。
恋とかでは無い。
断じて違う。
だけど足を止めてしまったのは妙な既視感があったからだ。
どうしてもその既視感がなんなのか思い出せなくてモヤモヤする。
そのモヤモヤは報告を終えて戻る時もまだ続いていた。
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抹茶あずき(プロフ) - うさぎ。さん» ありがとうございます！天才だなんてそんなそんな！！気ままに亀更新ですが完結まで見守ってやってください！ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: 48ffd5edd8 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ。(プロフ) - 物語を作る天才ですか……？私もラプンツェルが好きなのでとっても嬉しいです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます！ (2022年3月26日 19時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
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