Fliegst hinaus ページ14
燐音side
クローゼットに入れられた瞬間は、随分と厳しい親なんだなあと思っていた。
俺のとこと同じような親なんだろうなあと思っていた、、、んだが。
父親が喋り出した瞬間、そんな考えは打ち砕かれた。
なんだあの父親？というかそもそも父親なのか？
お父様なんて呼んではいるが、髪の色も目の色も全然違うし、顔も全く似てるところがねえ。
それに、なんだあの怒りようは。外に出たいと思っただけであんなになるのか？
というか、「見ていた」ってのはどういうことなんだ？
もしかしてこの部屋、監視カメラでも仕掛けられてるのか？
嘘だろ？俺の親なんかとは比べ物にならねえ執着心だ。
俺は、共感が少し、約束を守らなければという気持ちが少し、父親とやらの態度に対する怒りと、俺の居場所を吐こうとしない馬鹿でお人好しな女に対する怒りで、気付けば体が勝手にクローゼットを飛び出していた。
ああ、俺もお人好しの馬鹿に当てられちまったな、なんて思いながら、女を担ぎ、近くで一緒に怯えていたカメレオンを引っ掴み、ロープを近くの突起に巻き付けそして、
全速力で窓の外に落ちた。
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抹茶あずき(プロフ) - うさぎ。さん» ありがとうございます！天才だなんてそんなそんな！！気ままに亀更新ですが完結まで見守ってやってください！ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: 48ffd5edd8 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ。(プロフ) - 物語を作る天才ですか……？私もラプンツェルが好きなのでとっても嬉しいです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます！ (2022年3月26日 19時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
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