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「生き返らすだと？」
と眉をピクっと動かすも普通に話を続けるザンザス
不思議に思いながらもこちらも話しを続けた
「はい 私は生き返りたいって答えたの そしたら条件を言ってきて......」
世界を救うこと....
そう言っていた
「どうした」
ここは異世界でこの世界を私が救う
これ以上は言わない方がいいのではと判断した
「えっと何でもない...です」
私は言いかけてた口を噤むと申し訳なさそうに下を向いた
ザンザスはあえてその事には追及しなかった
静かに目を瞑り何か考えたような沈黙
それに耐えかねたようなAは小さな声で話を続けた
「ただ....私違う世界から来たみたいで」
「そうか」
「私が覚えているのは目が覚めたら知らない2人が部屋に入ってきたこと....やっぱりこれって異世界トリップってやつですよね？」
「だろうな」
別に驚くでもなく息を吐くように言われる相槌に本当に信じてる？と言いたくなるほどだ
だけど嘘を言っているようにも茶化しているようにも見えなくて､そもそも何を考えてるか分からない
私自身ここが本当に異世界なのか本当に死んでしまったのかよく分かっていないのに
「明日また来る」
それだけ告げてザンザスは部屋を去っていった
結局ここが何処かもあの人が誰なのか分からないままだ
そういえば私なんでこんなに落ち着いているんだろう
見知らぬ場所で何も分からないのに全然緊張しない
これも神様のおかげなのかななんて
初めて神に感謝することになった
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：雷みかん | 作成日時：2010年8月6日 14時
