有栖川帝統 ページ13
もうすべてがどうでもいい。仕事なんぞ知るか。クソくらえ。
少しのミスでなんでそこまでテメェなんざに怒鳴られなきゃいけねぇんだよ。
もう、ほんっと最悪だ。
会社からの帰り道、今日のミスを悔やみつつ、あのクソ上司にも腹をたてていた。
気分転換しよう。
そう思って、近くにあった公園のベンチに腰かけた。
空はもう夕焼けに染まっていた。
『はぁ、とりま、あのクソハゲ…どうにかならないかなぁ…』
そう言い、ベンチの後ろに手をかけたとき、後ろから気配がした。
「ふーん、そのクソハゲってのは、お前のなんだ?」
『上司』
「上司ねぇ…いろいろお前も大変なんだな」
そうなんですよ…って、
え?
誰この人。
『う、うわぁぁっ!どちら様ですか、アナタ⁉』
青がかった髪に、ファーのついた厚手のコートの男。
その男は、ニシシと笑いこう言った。
「俺は有栖川帝統!ギャンブラーだ。よぉ、姉ちゃん、大変そうだな」
おいおい、あんたはコミュ力の塊ですか⁉何で初対面の人にそこまでフレンドリーに喋れるんだよ⁉
『ま、まぁ、あ、アナタはここで何を?』
「んー、ま、賭けに負けちまって宿無し、っつー感じだな」
『へ、へぇ、そうですか』
すみません、今すぐここから走り去りたい。
「でもよぉ、アンタさ、もちっと肩の力抜いてもバチは当たんねぇと思うぞ?」
『肩の力?』
「おーよ!俺は生まれてから此の方、運だけで生き残ってきた。だからテメーもたまには俺みてーに、サイコロでモノを進めてみたらどーよ?」
『なんですか、それ!…下手な宣伝ですね』
思わず、笑いがこぼれた。
「ほぇ、アンタそんな風にかわいく笑うんだな!」
『笑わないと思いで?』
「いや、」
──ただ、俺はこっちの方が好きだな〜って思っただけよ‼
また彼はかわいくニシシと笑ったのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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月華姫(プロフ) - 彼シャツ(上着)憧れますね〜(´∀`*)リク受付ありがとうございますm(__)mいつも応援しています(`・ω・´)bではまたっ♪ (2019年11月3日 11時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
青の兎(プロフ) - 月華姫さん» 私も彼シャツなるものやってみたいです笑笑 リクエストありがとうございます!頑張らせていただきます! (2019年11月3日 10時) (レス) id: c4e6688834 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - →そのハート型のお菓子を『お疲れ様・愛のおすそ分け』の意味で彼に、はいアーンしてみたら?】以上!此処まで長文でスミマセン(^_^;)宜しくお願い致しますm(__)mではまたっ♪ (2019年11月2日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - →此れからも青の兎様のペースで頑張ってください(`・ω・´)bまた新ネタリク宜しいでしょうか?完成は気長にお待ちしています♪お相手左馬刻で【夢主がお菓子食べてたら、その中にシークレットなハート型が出て来て、 (2019年11月2日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - お久しぶりです青の兎様♪最近、ヒプマイが自分の命の糖になりつつある月華姫です!←一郎リク夢ありがとうございましたm(__)m一郎の上着、着てみたいですね〜(´∀`*)前にコスプレ専門店で売ってるの見ましたが買うか迷いました(^_^;) (2019年11月2日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青の兎 | 作成日時:2019年3月30日 16時